Jimmy SAKURAI presents
“米国ROCK紀行” Vol.5

2015年9月15日

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みなさんこんにちは、Jimmy SAKURAIです。

すっかりご無沙汰してしまいましたが、日本はもう秋の気配でしょうか。ロサンゼルスはこの夏は暑い日が多く、僕の住むバレーエリアと呼ばれるスタジオシティは華氏98度(摂氏約36度)や100度越えの日もありました。湿度が低いので日本の体感温度とは違いますが、基本的にロスの一般住宅に普及しているエアコンというものは、家電大国の日本のそれとは比較にならないほど低い性能で、暑い日に使っても大して効果を感じられません。音だけが不要にデカイという!…だから余計に暑く感じるのかも(笑)。

同じロスでもサンタモニカに代表される海岸エリアは、海流のせいか気温が低めで、バレーが暑くてたまらない日でもエアコンを使うことは滅多にないそう。住むなら海岸のエリアかもしれませんね。

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IKEBE presents Player’s Lab
『レッド・ツェッペリン大研究』Vol.1 | イベントレポートはこちら>>

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『レッド・ツェッペリン大研究』Vol.2 | イベントレポートはこちら>>

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いよいよLED ZEPAGAINジャパンツアー!

2015年9月、LED ZEPAGAINジャパンツアーがいよいよ今週末に迫ってきました!
昨年は「ツェッペリンの全時代を網羅した選曲」という主催者側のリクエストを受け、開演から終演までインターミッションを挟んで5時間超(ショウ時間は4時間20分)という長い公演になりましたが、今年は1975年の春、LED ZEPPELINが地元イギリスでは3年ぶりとなったロンドンのアールズ・コートでの名演からちょうど40年ということで、それを記念し同公演を完全再現する予定です。

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東京、大阪のジャパンツアーで使用する機材も、”MR.JIMMY”、”Jimmy SAKURAI plays ZEP”、広島の”MR.HENRY”メンバーらの協力を得て、当時のままの稀少なビンテージ機材を使用します!ボクはもちろん、1959年製サンバーストと’73年製マーシャルの王道コンビネーションでプレイしますよ!

衣装や機材だけでなく、肝心の演奏についても大きな見どころがあります。Led Zepagainは、なんと8月後半の公演から新ドラマーを迎えました!

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LED ZEPAGAINにこだわりの新ドラマー加入

彼は自身で《Bonzo’s Montreux》というYoutubeチャンネルを持っているほどのボンゾフリークで、ボクが密かに目を付けていた存在です。彼(デレク・スミス)を迎えてバンドはこれまでに無いパッションに満ちたライブを展開しています。

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僕自身、僕のトリビュート人生でも最強の布陣が揃ったと思っています!東京公演は早々にSOLD OUTとなりましたが、大阪公演のチケットははまだ残数があるそうなので、関西方面にお住まいの方は是非、ただコピーして演奏するだけのトリビュートバンドから、本物の生きたツェッペリンのライブを再現するバンドへと大きく成長を始めたLED ZEPAGAINのショウに、どうぞご期待ください。

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「Led Zepagain’s new drammer Derek Smith his debut moment」
MR.JIMMY CHANNELのムービーをチェック!>>

スタジオアルバム『永遠の響(おと)Vol.1&2』

このジャパンツアーに合わせて、ソニーミュージックからLED ZEPAGAINのスタジオアルバムがリリースされることになりました。『永遠の響(おと)Vol.1&2』9/16発売、今回のLed Zepagainジャパンツアーの会場でも特典付きで販売予定です。今回はこのアルバムについてご紹介したいと思います。
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日本の発売名は『永遠の響 Vol.1&2』ですが、本題(英題)は『THE SOUND REMAINS THE SAME Vol.1&2』、それぞれ10曲を収録しています。今年3月中旬くらいに、日本のソニーからバンドのマネージメント関係者にツェッペリンのカバーアルバムをリリースしたいとオファーがあり、作業を始めたのが4月初旬。基本的には数年前に発売されたLed Zepagainによるレッド・ツェッペリンのカヴァーアルバムのトラックを元にして、当初はギタ−パートを差し替えるだけの予定だったのですが、僕の希望を通してドラムトラックの再録音とギターパートすべてを、僕のプロデュースの元に新たに録音し、必要に応じてボーカルやベースも録り直しました。

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ダウンロードで音楽を購入して試聴する傾向が世界的に広まる今、CD販売のセールスナンバーがいまだに高いのは日本を中心とするアジア圏のみ、その中でもオリジナル楽曲のセールスはもう厳しくなってきたという背景が、今回のようにメジャーレーベルをしてクラシック・ロックのトリビュートアルバム制作へと向かわせたのだと思いますが、僕の考えでは、ようやくロック音楽にもベートーベンやバッハ、モーツァルトのようなクラシックとしての捉え方が、認識され始めたのではないかと考えています。要するに、時を越えて何百年も愛され、演奏され続けているクラシック・ミュージックの名曲のように、数多くの演奏者が同じ譜面を元にその曲をレコーディングしてきたことと同じ事象が、20世紀半ばに登場したロック音楽にも生まれ始めた、ということです。

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そういう意味で、今回のレコーディングにおいてもツェッペリンの楽曲を自己解釈で咀嚼して録音するのではなく、あくまでもオリジナルに忠実な演奏方法と音色に拘って作るべきである…そう考えました。しかし実際に取りかかるとなると、レッド・ツェッペリンの音楽の奥深さを思えば途方もない仕事に気が遠くなるわけです。と同時に、これは願ってもない良い勉強の機会と捉えました。振り返ってみると、僕はこれまでツェッペリンのライブバージョンのみを対象に音を採って音色を研究してきたので、スタジオ作品におけるジミー・ペイジの仕事ぶりを正面きって深く検証したことがなかったわけです。(10年以上前に洋楽カラオケの仕事を依頼されツェッペリンの楽曲を録った事がありましたが、その時は僅か1日で5曲も仕上げるというもので、十分な準備も研究も出来ませんでした。)

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本家スタジオ盤を徹底的に聴く

この難しい仕事に取り組むにあたり、作業を始める前にまずすることは対象曲の本家スタジオ盤を聴き直すこと。本家にひたすら聴く、答えは常にそこに有り、これはライヴ盤のコピーも同じ事です。そして鳴っているギターの音を聴きとり、すべてのギターパートのトラックシートを作りました。この段階を踏む過程で、僕はあらためてプロデューサーとしてのジミー・ペイジの才能を思い知り、その尋常でない凄さに圧倒されました。オープンリールの、まだトラック数の制限を気にせざるを得ない時代にあって、聞こえるか聞こえないかの音や効果のためにトラックを使い、それが全体のアンサンブルに素晴らしい効果をもたらしている様は、まさにマジックです。その一つ一つをトラックシートに落とし込んだことで、結果的にギターパートはほぼ本家と同数のトラック数を使うことになりました。そのため毎回、スタジオ入りする前の準備に途方もない労力を要し、ショーの合間に不眠不休が続く時もありましたが、その甲斐あって、オリジナル作品では解析が難しかったジミー・ペイジのアレンジの詳細を明らかにする事も出来た貴重な体験でした。

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『永遠の響(おと)Vol.1&2』に収録する曲はレコード会社の選曲した希望に添ったものですが、各アルバムの曲順は僕が決めました。ジャケットデザインも、アートワークもアルバムのコンセプトを伝える重要な一部だった時代の空気を感じていただきたくて、僕が[ヒプノシス]をイメージして選定しました。本当は紙ジャケットでのリリースを主張したのですが、これは日米の理解の違いか、アメリカでは紙ジャケットよりも豪華と信じられている(?)プラケース入りでブックレット付きという仕様になったのは残念です。とはいえ、時代の空気を再現という点でも、ダウンロードではなくぜひアルバムとして、手にとれるかたちで聴いて頂きたいと思っています。

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今回録音したスタジオはロサンゼルスのタイタン・スタジオで、僕の住むスタジオシティのご近所、ベンチュラ通りのシャーマンオークスという所にあるんですが、1980年代から映画『フットルース』のサウンドトラック・アルバムなど数々の大ヒットアルバムを送り出しています。そう聞いてどんなにゴージャスなスタジオかと思いきや、案外どこにでもあるような簡素な作りの建物です。外観や内装、設備も含めて、日本のスタジオの豪華さは世界でもトップかもしれませんね。

次回は、実際のレコーディングの様子を詳しくお伝えしたいと思います。

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Led ZepagainのVoスワンの右側にいらっしゃるSam 岡本さんによる、Jimmy SAKURAIの半生を追ったドキュメンタリーフィルムがYoutubeにて公開されています。ジミー・ペイジ本人との歴史的邂逅の瞬間も記録されている、レジェンドロックファン必見のムービーです。

Jimmy桜井ドキュメンタリーフィルム『守破離』Vol.1&2

全米No.1ツェッペリン・トリビュート
“LED ZEPAGAIN” 来日公演!


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LIVE INFORMATIONはこちらから!>>

【 Jimmy SAKURAI プロフィール 】


比類なき探究心により、レッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」を完全再現する世界的な第一人者。その完成度の高さはジミー・ペイジ本人にも認められ、2014年には渡米しアメリカの人気トリビュートバンド「LED ZEPAGAIN」に加入。日本でリーダーを務めた ZEPPELINトリビュート・バンドMR.JIMMYでは秋葉原CLUB GOODMANの草創期にレギュラー出演等、池部楽器店とはギタークリニックなどのコラボレーションも数多い。

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