【イベントレポート】2019.11.25 / LERNI×Drum Station presents Katsuma / coldrain シグネチャースティック発売記念クリニック Supported by dw Drums

2019年11月30日

ラウド&へヴィなサウンドにメロディアスな旋律を乗せた世界レベルの楽曲を携え、日本国内だけでなくアメリカやヨーロッパなど、国境を越えて精力的に活動を展開している「coldrain(コールドレイン)」。

一打一打に魂を込めてバンドの「核」であるリズムを司るKatsuma氏を迎えたドラムクリニックを「秋葉原 Player’s Club IkeBECK」にて約3年ぶりに開催!満員御礼となりましたイベントのレポートをお送り致します。

文:市川(ドラムステーションリボレ秋葉原) / 構成・撮影:Y(Ikebe CREATIVE)
 
 
 

直近では、スティックメーカー LERNI(レルニ)によるシグネチャースティック「H-155KTW」を2019年6月に発売し、自身初めてリズム&ドラムマガジンの表紙を2019年9月発売号にて飾ったばかり。また、直近ではcoldrainのツアー「“THE SIDE EFFECTS” ONEMAN TOUR 2019」や「China Tour」をこなし、年明け2月にはバンド主催の「BLARE FEST.2020」を控えるという絶好の時期でのクリニックの開催となりました。

会場は満員御礼。熱気のこもる視線のなか、冒頭からいきなりcoldrainの楽曲を4曲続けて叩きつけてくれます!生音すらも感じる至近距離で繰り広げられる大迫力のドラミングに客席全員が釘付けに。

続いて、長年の相談役でもある株式会社モリダイラ楽器・鈴木氏とのLERNIシグネチャースティック開発秘話へ。既存のものではなく、1から自身にマッチするものを作り上げてみたいという気持ちから、開発には実に1年半をかけて、様々なサイズやバランスを吟味。いくつものサンプル製作を経て、LERNIスティックのラインナップでは最大の太さ15.5mmに設定。長さを標準より若干短く、402mmにすることによって振り回しやすく抜群のバランスを誇るスティックが完成しました。

LERNIのスティックは、材料の段階で重く密度の濃い木材を選別して製作されている為、製品は非常に均質で精度がよく、個体差も少ない仕上がりとなっているのが特徴です。「さすがMade in Japan、丁寧に作られていてバラつきが少ない」とはご本人談。耐久性も抜群で、演奏中にいきなりポキッと折れたことは今まで無いそうです。

4年ほど使用中のdwドラムセット「Collectos Maple Drum Kit」は現在が2台目。様々なメーカーのドラムを試し、dwのワイルドなサウンドに惚れ込んで以来、愛機に。Katsuma氏曰く「マジ、アメリカンな会社」だそうです(笑)。使い始めはサスティンが長いため、調節が難しいところもあったが、今はすっかり慣れて使いやすくなっているそう。ここ2~3年では18インチのフロアタムを追加し2フロアタム仕様にして、ライブでも使用されています。

キックペダルは日本限定の「dw DW9002R」(中央2つ)。オールシルバーのルックスもさることながら、上位機種に採用されているドライヴシャフトを標準装備。圧倒的なスムーズアクションが秀逸な技ありペダルです。

ペダルのセッティングについて、以前はペダルのスプリングを緩めに設定していたが、最近では目いっぱいスプリングを張りつつ、ビーターにウェイトを追加することで返しを得られるという、パワーとスピードを両立したい方には是非オススメのセッティングだそうです。

エレクトリックサウンドを人力で演奏する方がバンドとしてのグルーヴが良いということで、最新アルバムから導入したRolandの電子ドラム。TM-6音源を中心に、セット左手側にメッシュパッド×2とバーパッド、右手側にメッシュパッド、足元にキックトリガーペダルが配置され、楽曲の中で効果的に使用されていました。

質疑応答では、チューニングやPAによるサウンド作り、魅せるためのパフォーマンスについてなど、詳細に渡ってレクチャー。早い曲で力んでしまうといった悩みに、「どうせ力むんだから(笑)」と言いながらも愛用のZildjian Drumstick Waxを紹介。スティックのホールドが楽になるので、リラックスして演奏ができます。

近年、バンド以外でのサポート活動なども通して、バンドメンバーやスタッフ、観客とのコミュニケーションがとても重要だと語る姿には、自分本位ではなく、あくまで人を楽しませたいというエンターテイナーとしての本質が垣間見えました。


 



 
<Katsuma氏 使用機材一覧>

LERNI ドラムスティック
H-155KTW【SIGNATURE SERIES / Katsuma(coldrain)】

■ DW Drums Collectos Maple Drum Kit
22×18 Bass Drum / 12×9 Tom Tom / 16×14 Floor Tom / 18×16 Floor Tom

DW Drums
DW9002R ツインペダル

TAMA
STARPHONIC BELLBRASS SNARE DRUM PBB146

Zildjian
A Zildjian New Beat HiHats 14″ pair

Zildjian
A Zildjian Heavy Crash 18″

Zildjian
A Zildjian Mega Bell Ride 21″

Zildjian
A Custom Projection Crash 19″

Zildjian
A Zildjian Ultra Hammered China 19″

Roland
TM-6 PRO 【Trigger Module】

Roland
PDX-6 【V-Pad】

Roland
BT-1 【Bar Trigger Pad】

Roland
KT-10 【Kick Trigger Pedal】

Roland
RT-30K 【Acoustic Drum Trigger / Kick】

■ Cymatic Audio uTrack24

デモ演奏時、coldrainの楽曲からドラムトラックを抜いた音源(既存のトラックから、1つのトラックを抜いている為、「マイナス・ワン」と呼ばれます)を流す為に操作していたのが、こちらの24chマルチトラック・レコーダー。ライブでも同期音源を流す為に使用されています。モニター画面を見ると、セミナー用にプレイリストを作成して頂いていることが分かります。

「uTrack24」はドラムスローンのすぐ左側に立てた状態で設置している為、振動で倒れないようにドラムテックさん手作りのスタンドで支えられています。まさに、現場を知り尽くした職人技です。

ドラムスローンはROC-N-SOC MSSO-O-R。全体的に低めのセッティングであることが分かります。

非常にアグレッシブなドラミングが特徴のKatsumaさん。そのドラミングを支える為、スタンドにはTAMA製のウェイトが取り付けられています。

フロアタム側面やバスドラムの上にもスペアのドラムスティックが設置されていますが、ハイハットスタンドにもスティックホルダーが取り付けられています。左、正面、右、どこを向いていてもスペアのスティックが取り出せるセッティングです。

スネアスタンドなどは、どの足が演奏者側に向くか目印が取り付けられています。

足元にはCHORD NUMBER EIGHTのレザーシューズがスペアとして置かれていました。すぐに履ける紐無しのスリッポン・タイプ。

ハイハット・スタンド左側にはサーキュレーターが設置。

ステージ端に置かれた機材ケース群の一部。世界中を飛び回っている為、ケースにも歴戦の跡が伺えます。

約3年ぶりとなったイケベでのドラムクリニックは如何でしたでしょうか。日々、パフォーマンスも機材も向上させているKatsumaさんですので、またこのような機会を設けれたらとドラムステーション・スタッフ一同願っております。お申し込み、ご来場いただいた皆様ありがとうございました!

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