【ライブレポート】FEEDER@渋谷CLUB QUATTRO

2012年8月3日

>> ソールドアウト。まさに超満員のクラブクアトロ。

今年4月に発売され、好セールスを記録している「Generation Freakshow」を引っ提げてのFEEDER(フィーダー)来日公演「GENERATION FREAKSHOW Special Live 2012」。東京公演に選ばれたのは、彼らにとって2009年2月以来、約3年振りとなる渋谷CLUB QUATTROだ。晴天に恵まれ、猛暑となった当日は会場前から長蛇の列が連なっており、FEEDERのオフィシャルバンドTシャツやタオルを持参している観客も多かった。開場からあっという間に満員となった会場は紛れもなくソールドアウト。超満員の期待と興奮の入り混じる中、まずはスペシャルゲスト・ライブとして、FEEDERと親交が深く、最新作の日本盤ボーナストラックにもゲスト参加した細美武士(the HIATUS)がステージに登場。割れんばかりの歓声の中、淡々とアコースティックギター1本で登場した細美。ループエフェクターを用い、ボディやブリッジ部分を叩いてパーカッシブ音を出し、その上にフレーズを重ね、さらに自身の演奏と歌を乗せるという1人多重演奏を披露。オリジナル曲とカバー曲を織り交ぜつつ、軽妙なMCを交えて会場の空気を暖かくしていく。ELLEGARDEN時代の楽曲を披露した際には最も大きい歓声が巻き起こる。今でもELLEGARDENが多くのリスナーに愛されている証拠だろう。最後の最後に、本人のイヤーモニターのみコーラスが掛かっていて、スピーカーから出る音には掛かっていないというトラブルも発覚したが、そういったトラブルを含めてもアットホームで笑顔あふれるステージだった。ステージが暗転しセットチェンジが行われ、次はいよいよFEEDERの登場だ。

>> 多彩なサウンドを構築するグラント・ニコラスの機材類。

観客席から向かって左側にはボーカル&ギターのグラント・ニコラス。使用機材は、フェンダー製ジャズマスター(シルバー・スパークル、サンバースト、ホワイトの3本)を、イケベにて取り扱いを行っているJMI製の30/6 Combo w/TOP Boost Blackとフェンダー製Hot Rod Devilleに接続。荒々しくパンチのある機種ながら音の繊細さとダイナミクスを兼ね備えたサウンドを繰り出し、バンドサウンドに絡めて迫力を持たせていた。エフェクター類は諸事情により掲載できないが、10種類以上のエフェクターを駆使し、多彩な楽曲に彩りとパワーを加え、巧みな使い分けを行っていた。

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>> 圧倒的な歪みサウンドは、タカ・ヒロセ拘りの機材から。

そして、ベースのタカ・ヒロセは観客席から向かって右側に陣をとる。ESPのオリジナルモデルTaka-Bird(リバースタイプのサンダーバードがモチーフ)をはじめ、ゴールド・スパークルが眩しいコンバット製リッケンスタイル・モデルと、同じくコンバット製のセミホロウタイプを使用。歪みをかました迫力満点のサウンドは、横に倒された(!)アンペグ製アンプ2台と、グラント・ニコラスと同じくJMI製コンボアンプを組み合わせてアウトプットされていた。

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>> フロントに負けない迫力のサポート陣。

ライブは、いきなり代表曲「Feeling A Moment」からスタート。過去の楽曲と最新の楽曲を織り交ぜつつ、立て続けにアグレッシブなセットリストを圧巻のサウンドで繰り広げていくヘヴィな展開に、観客もジャンプやモッシュ、さらにはダイブまで巻き起こり全力で音を浴びに行く。それに応えるように演奏も熱を帯びていく。アグレッシブすぎるほどのパフォーマンスを繰り広げる2人を支えるのは、2人のサポートミュージシャン。センター後方には、パンキッシュでありながら重く突き抜けるドラミングを放つデイモン・ウィルソン。グレッチドラムをパワー全開で叩くドラミングは突き進むサウンドをさらに後押しする。向かって左側に位置したマット・シムがKORGキーボードを操り、暴れるサウンドをまとめあげていく巧みなプレイで応戦。

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>> 2人から出る言葉は、感謝の気持ち。

「今日は来てくれてありがとう。英語だから分かんないかもしれないけど・・・」とおどけてみたり、「(タカ・ヒロセに)ちょっと、訳して!」と振ってみたり、新譜の日本盤ボーナストラックでコラボしたASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文への感謝を述べたり、MCの度に感謝の気持ちを伝えていたFEEDERの面々。それらの多くは英語とカタコトの日本語がほとんどだったが、会場中の観客にしっかりと伝わっている様子だった。それはそれぞれの表情に表れていたように思う。


>> 本編最後は盟友とのコラボレーション。

本編の最後では、細美武士をステージに呼び込み、「Generation Freakshow」をコラボレーション。まるでギターキッズたちのように楽しそうに演奏する姿は、会場のギターキッズたちをも魅了したことだろう。笑顔あふれるコラボレーションを経て本編は終了。本編は、新譜から6曲、過去の代表曲をふんだんに織り交ぜての全15曲だった。


>> 代表曲でのアンコールにモッシュの嵐が巻き起こる。

アンコールはタカ・ヒロセがゆっくりとチューニングしていると、グラントが「Standing in an open space…」(Children Of The Sunの歌詞)と口づさんだところで、いきなり代表曲の「Just A Day」がスタート。これには観客のテンションも一気に上がり、当日一番ではないかと思うほどのモッシュが巻き起こる。


>> 最後は細美を交え、昨年のフジロック以来の「Breed」。

タカ・ヒロセの「もう1曲やろうよ」の声で、再度細美をステージへ呼び込み、始まった曲はなんとNirvanaの「Breed」だ。昨年のフジロックフェスティバルでも、細美をゲストに呼び込み披露したこの曲は、観客にとっても盛り上がり必至となっているようで、フロア前方は常にもみくちゃ。ELLEGARDEN時代からお馴染みのギブソン・レスポールを弾く細美も、常に笑顔でアグレッシブにFEEDERとぶつかり合うようにサウンドを奏でている姿が印象的だった。タカ・ヒロセは日本語でしっかりと挨拶をし、親日家であるグラント(ちなみに奥さんは日本人)はギターのボディバックに貼られた日の丸を高々と掲げ、デイモンもシムも同様に感謝を込めてステージを降りていった。幾度も困難を乗り越え培ってきたサウンドは唯一無二のものである。バンドにはそれまでの過程がしっかりと刻み込まれていること、そして着実に進化し続けていることを実感させるライブだった。当日発表された通り、10月には細美武士率いるthe HIATUSとの東名阪Wヘッドラインツアーを行うFEEDER。次に目撃する際、どんな過程を経て進化を遂げているのか、今から待ち遠しい。(文責・撮影 Ikebe CREATIVE 勝永裕介)

FEEDER
GENERATION FREAKSHOW Special Live 2012

7月17日(火)
渋谷 CLUB QUATTRO
Open 18:00 / Start 19:00
Special Guest Live: 細美武士 (the HIATUS)

<FEEDER / SET LIST>
01. Feeling A Moment
02. Renegades
03. Pushing The Senses
04. Tiny Minds
05. This Town
06. Sentimental
07. Sunrise
08. Just The Way I’m Feeling
09. Buck Rodgers
10. Oh My
11. Insomnia
12. High
13. Idaho
14. Borders
15. Generation Freakshow feat. 細美武士 (the HIATUS)
EN. Just A Day
EN. Breed (Nirvana) feat. 細美武士 (the HIATUS)

  
  
  

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>> FEEDER (フィーダー)

Grant Nicholas (グラント・ニコラス) ・・・ Vocal&Guitar
Taka Hirose (タカ・ヒロセ) ・・・ Bass

1992年結成。南ウェールズ出身のグラント・ニコラスと初期ドラマーであるジョン・リーがロンドンに移り住み、1995年にそこでバンドメンバー募集の広告を通じてタカ・ヒロセと出会う。その後、1996年春にミニアルバム「Swim」、1997年5月にデビューアルバム「Polythene」を発表。2012年8月現在までに7枚のスタジオアルバムを発表しており、今年4月に最新作「Generation Freakshow」が発売されたばかり。数度のメンバーチェンジを経て、現在はグラント・ニコラスとタカ・ヒロセの2名に、サポートミュージシャンを迎え精力的に活動中。国外でのライブ活動も精力的で、2012年8月現在までに8度の来日公演と、フジロック・フェスティバルなどの大型フェスでも来日している。最新作「Generation Freakshow」の日本盤に参加した、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)や細美武士(the HIATUS)らとも親交があり、ASIAN KUNG-FU GENERATION主催のNANO-MUGEN FES.2012や北海道で開催された野外フェスJOIN ALIVEなど、英国アーティストとしては異例の国内アーティスト中心の大型フェスへの参戦も果たした。渋谷クラブクアトロ公演当日、会場にて今年10月にthe HIATUSとの東名阪Wヘッドラインツアーを行うことが発表された(15日:新木場STUDIO COAST、17日:ZEPP NAGOYA、18日:ZEPP NAMBA)。

Generation Freakshow

01. Oh My
02. Borders
03. Idaho
04. Hey Johnny
05. Quiet
06. Sunrise
07. Generation Freakshow
08. Tiny Minds
09. In All Honesty
10. Headstrong
11. Fools Can’t Sleep
12. Children Of The Sun
13. Side By Side *1
14. Idaho *2
15. Generation Freakshow *3

*1・・・日本盤ボーナストラック
*2・・・日本盤ボーナストラック / 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) Vocal Version
*3・・・日本盤ボーナストラック / 細美武士(the HIATUS) Vocal Version
 
>> FEEDER「Borders」のムービーはこちらから。
 
>> FEEDER Official Site : http://www.feederweb.com/

 

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