【ライブ&機材レポート】足立“YOU”祐二 YOU Birthday Live “The 3 Thing”

2013年4月10日

 

 
>> 常に新しい刺激を、緊張感を
 
前作から8年、待望の3rdソロアルバム「Maniac Love Station」をレコーディング後、レコーディングメンバーを含む初のステージが行なわれたこの日は、YOU自身の誕生日。記録的な悪天候が観測され、交通機関にも影響が出る中でも、NEWアルバム発表とバースデーを祝うファンでオールスタンディングの会場はあっという間に満員御礼となる盛況ぶり。どうやら遠方からのファンも多く詰め掛けているようで、期待に胸を膨らませる姿があちこちに見られる。

そして、開演時間より少し経った頃、前作のアルバムタイトル・チューン「You’s Alien」からライブがスタート。イケベ楽器主催で行われていた独演会でのデモ演奏で耳馴染んだ曲たちが次々と新たなアレンジで披露されていく。聴き慣れた楽曲が新たなアレンジを施されたことで、新鮮な驚きが会場より上がっていた。弊社スタッフも「この楽曲がこういうアレンジになったのか!」という新鮮な驚きを覚えた。

この日は開演前からバンドメンバーも大注目。攻めのフレーズを連発するサポート・ミュージシャンは、ドラムスに淳士、ベースにIKUOという、国内屈指の2人。会場にはこの2人のファンも多く詰め掛けていたようで、間近で観る機会がなかなか無い超絶プレイを目に焼き付けていた。その2人を引っ張るYOUのプレイに呼応して、ぐいぐい上がるステージ上のテンション。ますます上がる熱にオーディエンスは釘付け状態である。サウンドはハードロックよりもややメタル度が高いものとなっており、その中で随所に入るメロディアスなフレーズが楽曲としてのクオリティを引き立て、耳馴染みも良いバンドサウンドに仕上げられていた。YOUのギターサウンドは、新たなアレンジも相まって切れ味鋭いフレーズながらも、甘美な旋律や心地よい柔らかいサウンドはいつも通り。激しく聴こえても、そこに意味のない音は一音たりとも無し、というプレイを響かせていた。
 
 

 
>> 自身を高める為の機材たち
 
サウンドの話が出たところで、ここで機材に目を向けたいと思う。この日、YOUがセレクトしたアンプヘッドは「ENGL Special Edition EL34(E670EL34)」。伺うと、なんと音出しするのはこの日がまだ2回目とのこと。サブには「Mesa Boogie Mark V」をセッティング。さらに、足元の最近入手したばかりの武器にも注目。その中でも、プロミュージシャンからも高い評価を受け続けている「SHIGEMORI STONE DRIVE CUSTOM VER.3 PLUS」がセッティングされていたことに驚きだ。しかしここで頭をよぎった、「大事なソロライブに、馴染んだ勝手知ったる機材で望まないのか?」という疑問。これはライブが始まって最初のサウンドを聴けば一掃された。聴こえてくるのは、いつも通りの足立祐二トーンだったからだ。どんなに豪華なセッティングであっても、それを扱うミュージシャンの力量が足りなければポテンシャルを発揮できないという理屈を、YOUは軽々と超えて見せた。ギターは、もはやお馴染みのLEDが輝く“ヘビ子”、そして後半の数曲で“ゴールデン・ボーイ”を使用。サブとして“赤ずきん”もセッティング。
 
>> 【ギター】FERNANDES “ヘビ子”
 
>> 【ギター】FERNANDES “ゴールデン・ボーイ”
 
>> 【ギター】FERNANDES “赤ずきん”
 
>> 【アンプヘッド(メイン)】ENGL Special EditionEL34(E670EL34)
 
>> 【アンプヘッド(サブ)】Mesa Boogie Mark V
 
>> 【アンプキャビネット】Mesa Boogie 4×12 RECTO STANDARD / Slant
 
>> 【ラックシステム】
Juice Goose RACK POWER 200(上) / t.c.electronic G-SYSTEM(下)

 
>> 【ラック内コンパクト・エフェクター】
(L→R) T-REX THE TWISTER / T-REX VIPER / XOTIC BB-Preamp
(奥) Creation Audio Labs Mk.4.23 / Baby Power Plant

 
>> 【足元機材】
(L→R) t.c.electronic G-SYSTEM フット・コントローラー / Noah’sark AC/DC-1
VOCU Baby Power Plant Type-V / t.c.electronic polytune
TDC CLASSIC LEAD / SHIGEMORI STONE DRIVE CUSTOM VER.3 PLUS

  

 
>> 理想として目指すのは、ギタリストとして完全体
 
せめぎあうようにライブが繰り広げられていく中、そこにあるのは常に緊張感と新しい刺激を求め続ける姿勢であると感じた。そして、ギター・トーンへの飽くなき探究心。理想として目指すのは、ギタリストとして完全体であると演奏からひしひしと伝わってくる。最後に大事なことは「自身も楽しみたい」ということ。ただクオリティの高い演奏を繰り広げるのではなく、その場を全力で自身が楽しむことで、その空気がファンにも伝わっていくということが、このステージにはあったと思う。ステージで奏でられる音楽に酔いしれながら、アーティストの瞬間瞬間の高揚も感じられるYOUのライブから一時も目が離せない。

合間に挟まれていたMCでは、ドラムス淳士との息の合った掛け合いでオーディエンスを沸かし、そのテンションにタジタジのIKUOをも巻き込み爆笑トークを繰り広げた。その中ではDEAD ENDのこと、淳士とIKUOのバンドのことまで、貴重な話も多く飛び出した。

時間を感じさせないほど充実したステージは、アンコールを含む全16曲。それでももっと聴きたいという、鳴り止まない拍手に応え、急遽2回目の「THE Thing」を披露。アットホームな空気とプロのステージの緊張感をも織り交ぜたバースデーライブは、全17曲で幕を閉じた。
 
 
2013年3月10日(日)
YOU Birthday Live “The 3 Thing”@新宿 Live Freak

1. You’s Alien
2. THE Thing
3. Bionic Zone
4. Romantic Brain
5. Ero Erotic
6. PSY-CHO
7. LOVE 9
8. Crush Man
9. 妖しい夜
10. Type B
11. Kiss Kiss
12. Hard Tension
13. Dream World

EN1. 彼女は逆流
EN2. Pazzle
EN3. 魔王からの招待

W.EN. THE Thing
 


足立“YOU”祐二 オフィシャルホームページ
http://yous-alien.com/

You’s Aliien Blog
http://014.holidayblog.jp/

DEAD END オフィシャルホームページ
http://dead-end.jp/index.html

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YOU 2013 Live tour “Maniac Love Station”決定!

2013年6月8日(土)・・・愛知 名古屋 ハートランドスタジオ
2013年6月22日(土)・・・大阪 心斎橋 KING COBRA
2013年6月23日(日)・・・東京 渋谷 La.ma.ma

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