最高のGibsonをお届けするためのIKEBEの取り組み。

2014年3月21日

>>イケベ楽器店はギブソン社の協力のもと、最高のギブソンを日本中に届けるために定期的に店頭スタッフ向けセミナーや米国ギブソン・ファクトリーへの訪問・現地買い付けを行っています。それによって培われた確かな専門知識と国内屈指の豊富な品揃えで、日本中のプレイヤーのギブソン選びをサポートしております。

2014年最新モデルレクチャー&ディスカッション


都内某所にて、Gibson Custom ShopのThom Fowle氏とEdwin Wilson氏のお二方をお招きして2014年最新モデルのレクチャー&ディスカッションが行われました。出席者はイケベ各店のギブソン担当者たち。皆ナッシュビルでもお二人とお会いしておりますので、くつろいだ雰囲気の中ミーティングは進行いたしました。通訳はギブソンジャパンの栗田氏にご協力頂きました。

Edwin Wilson氏が手にしているのは、ボディトップにピンストライプが描かれたBilly Gibbons Les Paul Goldtop V.O.S.。本人所有の二本のプロトタイプにはビリー自身がラインを描いており、そのうちの一本を模したデザインになっているとのこと。

50年代ごろからカスタムカーやバイクに施されていた装飾、ピンストライプ。Billy Gibbons Les Paul Goldtopは、トレーニング・クラスによりピンストライプのスキルを習得したEdwinチームのスタッフ1名と、社外のスタッフ2名による手書きで仕上げられております。

Thom Fowle氏によるデモンストレーションプレイ。このブギーの帝王Billy のゴールドトップは、トグルスイッチがなく、2ヴォリューム1トーンという個性的な仕様。自分好みのバランスで自在にサウンド・メイキングが行える特長を活かしたプレイを聞かせて頂きました。またBilly本人の「軽くしたい」という要望によりチェンバードボディになっており、ピックアップはBillyの代名詞と言うべきセイモアダンカン「SH-PG1″Pearly Gates”」を搭載。そのあたりも、食いつきの良いテキサス・ブギー・サウンドの秘密かもしれません。

こちらはThom Fowle氏のエフェクトボード。シンプルながらツボを押さえたセレクトはさすがです。このボードの裏には電源バッテリーも搭載されていました。MOOER Pitch Boxはうっすらとデチューンさせるために使用。アンプはギターズステーション店頭のDr.Zを使用して、素晴らしいギブソンサウンドを奏でて頂きました。

Gibson Custom Shop
Billy Gibbons Les Paul Goldtop V.O.S.

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多くのアメリカ人に愛され続けるブギーの伝道師、Billy Gibbonsのこだわり溢れるこの一本。しかし、サウンド面に関しては「Gibson Custom Shopを信頼している」ということで、本人からのリクエストはセイモアダンカン「SH-PG1″Pearly Gates”」を搭載することのみだったとのこと。素晴らしい信頼関係ですね。また、このギターには本人御用達のRev.Willy’s 0.008~0.040 ゲージも1セット付属されております。細めのゲージでチューブアンプのヴォリュームを上げ、ギター本体のVolでサウンドをコントロールするのがBilly流。このセッティング、ぜひ一度お試し下さい。

続いてEdwin Wilson氏が手にしているのは、Collector’s Choice #17 Keith Nelson 1959 Les Paulです。ロックバンドBuckcherryのKeith Nelsonが所有するシリアルナンバー「9-1062」のオリジナルバースト、別名「Louis」を忠実に再現。退色したダーティーレモンの色味に、いかにもミュージシシャン好みのプレーンに近いさりげない杢目の表情が非常にヴィンテージライクで抜群の雰囲気を醸し出しています。

ボディバックは、ほぼブラウンへと退色したカラーをアニリンダイで風合い豊かに再現しています。リアルで程よいエイジング処理が施されており、アーティストと共に歴史を刻んできた圧倒的な存在感が堪らない一本です。また特筆すべきはその握りやすいネック。まさにプレイヤーの為のCollector’s Choiceと言えます。

Gibson Custom Shop
Collector’s Choice #17 Keith Nelson
1959 Les Paul 9-1062 aka “Louis”

現存する歴史的ギターをそのままの姿で再現する、
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続いてEdwin Wilson氏が手にしている、深いチェリーカラーを残しつつもわずかな退色が見られるボディトップカラーに極上ワイドフレイムが眩しい一本は、Collector’s Choice #9 Vic DaPra 1959 Les Paul。世界で三本の指に入るバーストコレクターVic DaPra氏が所有するシリアルナンバー「9-0850」のオリジナルバーストを再現しています。

「9-0850」は、氏の著書「Burst Believer」の表紙を飾った非常に美しいバースト。まさに現存する世界最高峰のうちの一本と言っても過言ではないでしょう。それゆえギブソン・カスタムショップが再現に掛ける意欲も格別で、従来のコレクターズ・チョイス・シリーズに比べ非常に生産数が少なくなっております。Edwin氏もこのCollector’s Choice #9に取り掛かるためにかなり努力して製作環境を整えたとのことです。

鮮やかな赤味がしっかりと残ったバックカラーを、アニリンダイ染料を使用して50年代本来の方法で再現しています。

そしてEdwin氏が非常にこだわったポイントは、ネックフィーリング。指板サイドを手作業で丸めることで、滑らかで吸い付くような握り心地を実現しています。「ヘヴィ・ロールド・バインディング」と呼ばれるそのエッジの丸め加工は、非常に繊細かつ念入りに行われており、ネック前面からサイドポジが見えそうなくらいです。これは通常の工程にプラスして時間と労力が掛かりますが、Edwin氏はぜひ多くのプレイヤーにこの弾き心地を味わって欲しい、と語っていました。確かにこのネックフィールには、いわゆるレスポールに抱くイメージを遥かに超えた心地良さを感じます。

Gibson Custom Shop
Collector’s Choice #9 Vic DaPra
1959 Les Paul 9-0850 aka “Believer Burst”

現存する歴史的ギターをそのままの姿で再現する、
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Gibson Custom Shopのお二人のレクチャーを伺いつつ、その場で現物をくまなくチェックします。

Thom Fowle氏によるデモンストレーションプレイ。Collector’s Choiceは、再現対象のオリジナルバーストのピックアップ特性をも踏襲しているため、“平均値”を取っているヒストリックコレクションとはまた異なった個性&存在感のあるサウンドを持っています。そこもまた魅力の一つですね。

2014年仕様の大きな特徴の一つについて。昨年のネックセット部分に続き、指板の接着にもHide Glue(ハイド・グル― / にかわ接着)が採用されました。

Hide Glue(にかわ接着)とは、自然素材による接着方法であり、その接着力は強力でありながら湯煎や温度管理の必要があるなど取り扱いには手間がかかるため、現代の接着剤と比較すると生産面では効率的ではありません。ただし木工の伝統的手法であり、強度と硬化後の取り外しが可能というアドバンテージにより、古くから高級家具、工芸品、弦楽器などに用いられてきました。

ハイド・グル―を採用するためには、工程用の治具やマシンを作るところから始めねばならず、その導入は容易ではなかったそうです。次の章では、ナッシュビルのファクトリーでの実際の様子をご紹介します。

ハイドグルーによる指板接着:ファクトリーでの実際の工程


2014年2月、ナッシュビルのGibson Custom Shopファクトリーへグランディ&ジャングル坂本が訪問した際に、現地にて実際のハイドグルーによる指板接着の様子を見せていただきましたのでご紹介します。

2014年のヒストリリック・コレクションNEWスペックとして、2013年のネックジョイントに続き新たに指板接着にも採用されたハイドグルー(にかわ)。毎朝、その日に使用するハイドグルーを調合します。一日に平均60本程が作業されます。

液体と粉状のものを混ぜ合わせます。

使用前にスポンジ状になった物を、ヒーターで60℃で一時間程温めて、とろみのある液状にし、指板接着を行っていきます。

接着を行う際に、その日行うネック材&指板材を、作業台の上の棚に並べられます。こちらも木材が温められる構造となっており、より迅速な作業が求められます。

ハケでネック材にハイドグルーを塗り、実際に接着工程を行っている様子です。

ネック材と指板を取り付けた後は、30秒でプレスマシーンへ移されます。すぐに固まり始めてしまう為、より素早い作業が必須の工程となっております。

指板接着の作業を担当しているキャシー・ベイカーさん。とても丁寧な説明をして下さいました。


Gibson Custom Shop プロショップのアーニーキング氏によるデモンストレーション演奏

最高のGibsonを日本中の楽器ファンへお届けします。

ギブソンカスタムショップのThom Fowle氏とEdwin Wilson氏は、来日の際には必ずイケベ各店頭にも足を運んで下さり、各ギブソン担当スタッフ達へ直々に最新仕様についてレクチャーして下さいます。確かな専門知識を持つイケベ各店の担当スタッフが、日本中の楽器ファンのGibson選びをお手伝いさせて頂きます。ぜひご利用下さい。

Gibson Custom Shop Historic Collection
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