Breedloveサウンドクリニック feat. Kai Petite

2014年7月9日

アメリカはオレゴン州で生産されているハイエンド・アメリカンアコースティックギター・ブランド「Breedlove Guitars」がこの度ラインナップを一新。それに伴い、今夏の日本発売を目前に日本初披露となる先行展示会を開催。国内正規輸入代理店(株)ヤマハミュージックジャパンと池部楽器店ハートマンギターズによるセミナーイベント、題して「Breedloveサウンドクリニック feat. Kai Petite」が2014年5月31日、渋谷エリア特設イベントスペースにて行われました。2012年に初めて開催して以降、今回で3度目となる人気イベントです。もはやこのセミナーには欠かすことの出来ない存在である若手実力派ギタリスト/シンガーソングライター「Kai Petite(カイ・ペティート)」氏を再びお招きし、最新モデルを使用してエモーショナルでグルービーなプレイを披露。また、Kai氏が自らBreedloveにオーダーされたギターも今回イベントで初お目見えとなり、一層充実したラインナップとなりました。


 
>>Kai Petite使用機材
 

(写真左) 今ではオーダーモデルが加わったことにより、2本のBreedloveギターでライブ活動を行っているKai氏。曲などによりそれぞれのモデルを使い分けております。まずは以前もこのイベントで使用して頂いた「Breedlove “American Series” C25/SRH」。既にご存知の方もいらっしゃいますかと思いますが、低音弦側2本にベース弦を張るという斬新すぎるセットアップが施されており、これによりベースラインを弾きながらギターの伴奏を弾き、さらに自らのボーカルに合わせるという一人三役をこなしてしまうという驚異的なプレイを行っております。

(写真右) そして、このイベントで初披露となるスペシャル・オーダーモデル「Breedlove CM Kai Special」。12フレット部分の指板面には「Kai」のインレイが入っております。奇抜とも言えるBreedlove独特のボディシェイプをもつこのモデルはレギュラーチューニングのスタンダードなセットアップとなっております。

Breedloveというブランドとその特長について
・1990年、Larry BreedloveとSteve HendersonによりTaylor社の修理工房を経て独立
・後にLarryの弟でミュージシャン兼マンドリンなどのインレイ職人であったKim Breedloveが合流
・その後LarryはTaylor社へ戻り、Kimがブランドを引き継ぎ現在に至る
・米国産モデルは自社工場の職人によるハンドメイド生産
・伝統に囚われない斬新な構造やアイディアを数多く採用しながらも、設立当初からの理念でもある、「質の高いものを生産する」をコンセプトに「質の維持」念頭においている少数生産のブランド

 

(写真左) アンプ類については米国の大手ピックアップメーカーFishman社製のアコギ用アンプ「LOUDBOX PERFOMER」をメインに使用。こちらも今年発売された新モデルで、前回のクリニックでも使用した「LOUDBOX ARTIST」の上位機種にあたります。

(写真右) これに「Breedlove “American Series” C25/SRH “Kai Modify”」用として、今年満を持して発売が開始されたハイエンド・ベースアンプ「EDEN EGRW-264」を接続。これにより本格的なベースサウンドが加わります。
それらの機材を接続しているケーブルは、Fishman社より発売された新製品「asterope Cable Pro Stage Series」です。このケーブルは操作性と耐久性に優れた高品位ケーブルで、音の再現性が広くその名の通りステージパフォーマンス向け仕様となっております。


イベントは、Kai氏のオリジナル楽曲「Night Flght」からスタート。自らがオーダーした「Breedlove CM Kai Special」の音色とKai氏のエモーショナルなプレイにお客様も聞き入っておられました。
 

Kai氏のオーダーモデルをベースに各部分にスポットを当て、Breedloveならではの構造や特徴を、(株)ヤマハミュージックジャパンのBreedlove担当である松尾氏と共に解説していきます。松尾氏が手にしているのは今回の新モデルに先駆け只今好評発売中のモデル「Oregon Series C20/SMYe」。日本に流通している中で最もリーズナブルなシリーズですが、もちろんこれも100%アメリカ製!オレゴンの工場にて職人が丁寧に仕上げており、クオリティはお墨付きです。また、Breedloveイチオシの木材、オレゴン特産の「Myrtlewood(マートルウッド)」をサイド&バックに採用しております。
 

普段からBreedloveをお使いのKai氏ならではのインプレッションと普段聞く機会の少ないアーティスト目線の話にみなさん真剣に耳を傾けておられたのが印象的でした。一通り説明が終わったところで再びKai氏による楽曲演奏をお楽しみ頂きます。
 

ベース弦の張られた「Breedlove “American Series” C25/SRH “Kai Modify”(通称”変態ギター”)」。ベースラインをフルに生かしたKai氏ならではのアレンジに一同釘付け!それにしても音だけを聴いているととても一人で演奏しているとは思えません。リズムギターにこそギターの美学を感じるというKai氏の非常に安定したプレイでグルーヴ感たっぷりの演奏に来場者もまたまた魅了されておりました。


 
>>Breedlove 2014 New Modelについて
 

今夏、日本発売を予定しております新モデルの紹介を、Kai氏にデモ演奏を行って頂きつつそれぞれの音色の違いなどについて解説していきました。ここからは動画を交えて詳細をご覧ください。※残念ながら今回のイベントには間に合いませんでしたが、他にも「Premier Series」というシリーズが発売予定でございます。
 
>>MASTER CLASS SERIES
クラフトマンシップと選び抜かれた最上級の素材、そして独自の技術を高次元で融合させたBreedloveのフラッグシップシリーズ。
 

>>C26CE

ラインナップの中でも比較的小振りなコンサートシェイプ。小柄な方でも無理なく抱えることができ、小振りなシェイプならではのピッキングレスポンスに優れた特長を持ちます。トップ材にはイングルマン・スプルース、サイド&バック材にはBreedloveと言えばこの木材!というトラ目の入ったフィギャード・マートルウッドを採用しております。耳当たりのやさしいクリアなサウンドが心地いいモデルですね。ピックアップシステムにはL.R Baggs社製のデュアルピックアップシステム「ANTHEM(アンセム)」が搭載されており、現代のミュージックシーンに合わせ実用性が高められております。ハートマンギターズ一押しのモデルです!
 
 

>>D28EA

この度新しくラインナップに加わったドレッドノートシェイプ。比較的大柄なボディシェイプをもつこのモデルは、エキゾチックな木目をもつベアクロウ・シトカ・スプルーストップ、美しいトラ目を持つカーリー・ハワイアンコアサイド&バックのウッドマテリアルとなっております。比較的シャープで歯切れのいいサウンド特性を持っており、カラッと乾いたサウンドはコードストロークにもベストマッチ!ピックアップシステムはこちらも「ANTHEM」が搭載され、高い実用性を実現しております。

 
 

>>King Koa

ラインナップがリニューアルする以前の旧マスタークラスシリーズ「King Koa」。こちらはお客様のリクエストによりご紹介させていただいたモデルです。その名の通りサイド&バックにはハイグレードなカーリーコアを採用しており、トップにはウェスタン・レッド・シダーを採用しております。こちらにはピックアップは搭載されておらず、生音重視で考えられたモデルで、エアー感の豊かなサウンドは一度弾くと病みつきです!もちろん必要であればあとからピックアップを搭載することも可能です。

 
 
>>LEGASY SERIES
各シェイプ/木材の特長を最大限に引き出すようボディシェイプ毎に異なる材を組み合わせたBreedloveのスタンダードシリーズ。
 

>>P27EA

今回初となるパーラーシェイプを採用したNewモデル!小振りなボディで12フレットジョイント仕様、トップにはシトカ・スプルース、サイド&バックはウォルナットを採用しております。非常にまとまりの良いサウンドで思わずブルージーなフレーズやスライドプレイをしたくなるような音色ですね。Kai氏もサウンドチェックの段階からかなりお気に召したようで、集中して試奏されておりました。

 
 
>>OREGON SERIES
独特の外観とサウンドを持つ高級材「マートルウッド」を使用しつつも外観や使用を簡素化し、上位機種同様に本国工場ハンドメイドながらも高いコストパフォーマンスを実現。
 

>>C20/SMYe

ブランド紹介で前述いたしました現在日本国内で発売しておりますシリーズの中で最もリーズナブルなシリーズです。トップ以外をセミグロスフィニッシュで仕上げ、装飾も極力シンプルに仕上げられており、そのクオリティから考えても非常にコストパフォーマンスに優れたモデルです。ですが、製作のクオリティは上位モデルと遜色なく、すべてオレゴンの工場で生産されております。トップはオーソドックスなシトカ・スプルースを採用しておりますが、サイド&バック材にマートルウッドを採用しており、Breedloveでしか味わえないトーンに仕上がっております。出音も非常にストレートで、コード演奏からフィンガースタイルまで、幅広くこなすことができるでしょう。また、Fishman社製のアクティブピエゾピックアップも搭載されておりますので、実用性も高められております。


 
>>あとがき&Kai氏によるスペシャルミニライヴ
 

いかがでしたでしょうか?簡単なレポートではございますが、ご盛況をいただきました会場の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。これからもこういったイベントを通してお客様やアーティスト様とのコミュニケーションを図り、一人でも多くの方に音楽の楽しさをお届けできればと思っております。今回ご参加いただけなかった方も是非、またの機会が御座いました際は奮ってご参加ください!ギターを弾いている方はもちろんですが、弾いたことがない、触ったこともないという方も大歓迎です!Kaiさんをはじめとする関係者の皆様、そしてご参加いただきましたお客様、本当にありがとうございました!最後に、今回紹介したばかりのニューモデルを使用したKai氏のスペシャルミニライヴをお楽しみいただきつつお別れいたしましょう。
 

>>A26CE

ミニライヴでKai氏が使用してるモデルは、新しくラインナップに加わった「LEGACY SERIES(レガシー・シリーズ)」のオーディトリアムボディを採用した「A26CE」で、シトカ・スプルーストップ、マートルウッドサイド&バックのウッドマテリアルとなっております。ほどよく深みのある低音域に煌びやかな高音域が特長で、とても美しいサウンドを奏でます。


 
各モデルの特長に合わせたフレーズでそれぞれの個性を最大限に引き出すKai氏のプレイ。こんなにも音色が違うものなのかと驚きの声も聞こえてきました。普段なかなか同じ環境でいくつもの音色を比べる機会も少ないかと思いますので、皆様ご満足いただけた様子でした。Breedloveについて興味をもたれた方、もっと詳しく知りたい!もっと弾いてみたい!という方がいらっしゃいましたら、是非、池部楽器店ハートマンギターズへお越しください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。また、こちらでご紹介した新モデルについては入荷次第、随時当社ホームページにて掲載してまいりますので、ご期待ください!(担当:小林)
 
【主催】 株式会社ヤマハミュージックジャパン
http://jp.yamaha.com/products/other_brands/

【後援】 株式会社池部楽器店ハートマンギターズ
http://www.heartman-g.com/


 

Kai Petite(カイ・ペティート)
Official Website : http://kaipetite.tumblr.com/

1982年 神奈川県鎌倉市生まれ
父と兄の影響で14歳からギターを始め、17歳より都内の BAR などで演奏を始める。
2001年 ボストンのバークリー音楽院に入学。
2002年 Gibson Jazz Guitar Contest バンド部門で優勝。
2004年 Professional Music 科を卒業。
2009年 ファーストアルバム「Harbor Lights」でメジャーデビュー。
2010年 サウンドプロデューサーとしてナカムラヒロシ(i-dep/Sotte Bosse)を迎え、セカンドアルバム「Feelin’ This Way」をリリースする。
2011年 サードアルバム「A Night Flight」をリリースする。

Tags: , ,

TOPへ戻る