【NAMM 2019】【KORG】シンセの原点である「音作り」を学び、愉しむ セミ・モジュラー・アナログ・シンセサイザー volca modularと、beats、kickに続くvolca第三のリズム・マシン volca drum、発表![更新]

【NAMM Show 2019 イケベ新製品情報局】

 

◆KORG
volca modular

volca drum


◆KORG
volca modular(MICRO MODULAR SYNTHESISER)

販売価格¥20,350(税込)
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シンセの原点である「音作り」を学び、愉しむ。 セミ・モジュラー・アナログ・シンセサイザー。

世の中にはない新しい音を作り出す。電子楽器誕生から続く見果てぬ夢は、楽曲制作のために変化して行ったシンセサイザーの潮流とは別のところで、脈々と受け継がれてきました。
そして今、世界中で高まっているモジュラー・シンセ人気はその別の流れ、いわゆる「ウェスト・コースト・スタイル」のシンセシスをも巻き込んで、大きなムーブメントを巻き起こしています。
コンパクトなvolcaのボディに8つのモジュール、50のパッチ・ポイントを装備。モジュラー・シンセの基礎を学びながら、ひと味違うアナログ・サウンドを、進化したvolcaシーケンサーで操る。この一台でシンセサイザーの持つ無限の可能性を探究しましょう。

◆様々なモジュラーで構成されたアナログ・シンセ。

・8つのモジュール。

volca modularは、それぞれが独立したアナログ・シンセ・モジュールと、デジタル・エフェクト、シーケンサーで構成されたセミ・モジュラー・タイプのシンセサイザーです。スタンド・アローンで完結すべく厳選された各モジュールは、付属のピン・ケーブルをつながなくても音が出るように内部接続されており、そのルートはパネル上に白いラインで記されています。ピン・ケーブルによりモジュールをつなぐとその設定が優先され、内部接続がパスされる構造になっています。

SOURCE:
キャリアとモジュレーターによるトライアングルVCOで構成。FM変調による複雑な倍音は、ウェーブ・フォルダー回路を経由することでさらに倍音を加え、独特なサウンドを生み出します。キャラクターを決定付ける重要なモジュール。

FUNCTIONS:
2系統のファンクション(エンベロープ)・ジェネレーターで構成。アタック、ホールド、リリース式のAHDジェネレーターに加え、スロープ・ジェネレーターとして知られるRise-Fallジェネレーターは、サウンドに時間的変化を与えるだけでなく、end triggerアウトをtriggerインにパッチしループさせることで、VCOやLFOとしても使用可能です。

WOGGLE:
ピンク・ノイズをソースにしたサンプル&ホールド回路で構成されるランダム・シグナル・ジェネレーター。steppedとsmoothの2種のアウトが用意され、階段状あるいは滑らかなランダム・ノイズを出力。

SPLIT:
1つの入力を2つの出力に分配するモジュール。逆方向に使用することも可能で、2つのコントロールもしくはオーディオ信号を1つにまとめることもできます。

DUAL LPG:
2系統のローパス・ゲート回路で構成。ウェスト・コースト・タイプの特徴であるフィルターとアンプが一緒になったモジュールで、サウンドの明るさと音量が一緒に変化します。

UTILITY:
2つの信号を様々な方法で結合するミキシング・スケーリング・モジュール。オーディオ信号だけでなくコントロール信号もミックス可能。

SPACE OUT:
オーディオ信号に空間系エフェクトを付加するステレオ・モジュール。

SEQUENCES:
内部シーケンサーに接続するためのモジュール。テンポの設定や、ゲート・カウンターによる周期違いの出力を選ぶことができます。

◆ウェスト・コースト・スタイルとvolcaの融合。

三角波、矩形波などシンプルなオシレーターを、フィルターによって変化させるアナログ・シンセサイザーは、アメリカの代表的なメーカーの拠点があったことから「イースト・コースト・スタイル」と呼ばれています。MS-20などにも代表されるこのスタイルのシンセは、演奏のために鍵盤を採用するなど主に音楽に使うことを目的とした進化を遂げました。切れの良いフィルター、太く存在感のあるサウンドは様々な名曲の中で聴くことができます。
このような音楽的な進化とは異なる方向に、独自の進化を遂げたのが「ウェスト・コースト・スタイル」と呼ばれるシンセサイザーです。電子楽器本来の自由な音を追求し、FM変調などによる倍音の多いオシレーターをベースに、ランダムかつ複雑なコントロール信号やローパス・ゲート回路によって音色/音量に変化を与え、ツマミをちょっと動かしただけで大きく音が変わります。その可能性は評価される一方で、でき上がる音色やその変化が予測しづらいことから、実験的であり音楽には適さないと言う声もありました。
そのようなこともあって、このスタイルを採用するハード製品は数が限られていましたが、近年のユーロラックに代表されるモジュラー・シンセ人気や、DAWプラグインによって蘇った隠れた名機の再評価に端を発する「面白いサウンドは全て取り込んでしまおう」という全世界的なムーブメントによって再び脚光を浴び、このスタイルならではのサウンドが改めて見直されてきました。
アナログからスタートし、FMやPCMまであらゆる要素を柔軟に取り込んできたvolcaシリーズもこの流れをずっと注視してきました。そして今、満を持してこの個性的な「ウェスト・コースト・スタイル」サウンドをシリーズに加えました。

◆パッチングで広がる無限の可能性。

それぞれのモジュールは付属のピン・ケーブルによって接続し、様々に組み合わせることが可能です。コンパクトな筐体にパッチ・ポイントを50箇所も設置。インプットとアウトプットがひと目でわかるよう色分けしてあり、信号もオーディオ、コントロール、ゲート、トリガーと目印で区別されています。通常、各信号はその用途別に接続しますが、volca modularでは信号レベルに互換性を持たせており、常識を超えた新たなパッチングが生まれる可能性も秘めています。ピン・ケーブルは20本付属し、各パッチ・ポイントの説明や基本的なパッチ例を記載したリファレンス・シートも同梱。

・実験的サウンドを音楽に昇華させるvolcaシーケンサー。

パラメーターをオートメーション可能な16ステップ・シーケンサー。
volca modularはセミ・モジュラー・シンセでありながら、多彩な機能を持つ本格的な16ステップ・シーケンサーを装備し、スタンド・アローンで自動演奏を楽しめます。 volcaシリーズでおなじみの16個のボタンを使ったステップ入力や、そのボタンを鍵盤として演奏することによるリアルタイム・レコーディングに対応。複数のシーケンス・パターンを連続して再生させるパターン・チェイン機能は、32や64、さらには256ステップまで、最大16個のシーケンスを繋げて壮大な展開を構築することができます。
ツマミの動きを記憶できるモーション・シーケンス機能は、サウンドに時間的な変化を与えることが可能。ループの作り込みのほか、ライブにおいてオリジナリティ溢れるプレイを発揮できます。またシーケンス・パターンと音色は、最大16個まで本体に保存することができます。
また、任意のステップを飛ばして再生できるアクティブ・ステップ機能も搭載。後半をパスしてショート・ループで回したり、変拍子をポリリズム的に使用したり、とかく単調に陥りがちなシーケンス・パターンをリアルタイムにエディットしてダイナミックなパフォーマンスを実現します。

・偶発的なアイデアを生み出すランダマイズ機能。

volca modularのシーケンサーはノート、アクティブ・ステップ、マイクロ・チューニングに対してのランダマイズが設定可能。自分ではなかなか思いつかないイレギュラーなフレーズ、リズム、スケーリングによる偶発的な要素を加えることで、volcaから未知のアイデアを引き出すことができます。

・シーケンス再生に新たに2つのモードを追加。

ステップを往復するバウンス・シーケンス・モード、ランダムに前後しながら徐々に進んでいくストカスティック・シーケンス・モードの2つのシーケンス・モードを搭載。記録したシーケンスを違った形で再生することで、楽曲やパフォーマンスに大きな変化を与えます。

・音楽的に踏み込んだスケール、キー、マイクロ・チューニング。

volca modularはウェスト・コースト・スタイルのシンセサイザーですが、現代の楽器として音楽に対する対応も柔軟です。スケールは平均律を始め14タイプから選択可能。またこのスケールをどのキーから始めるか第一音(トニック)を設定できるので、様々なキーの楽曲にも対応します。
また各ノートのピッチを個別に設定できるマイクロ・チューニング機能も搭載。ピッチを上下させたオリジナルなチューニングで演奏することにより、独自の音楽を探求することができます。

◆高いプレイアビリティ。

・同期プレイや外部コントロールが可能な接続端子。

コルグのグルーヴ・マシンと手軽に接続できるシンク端子を装備しているので、他のvolcaシリーズやelectribe、SQ-1などのマシンと接続し、シーケンサーを同期再生してセッションできます。
また外部コントロールのためのCV IN端子は、2系統の信号を入力できるミニ・ステレオ端子によるTRS構造で、左チャンネルは±5V、右チャンネルは1V/oct(0〜+6V)の信号を入力することができ、volca modular内ではピッチCVへと変換されます。もちろん、この2系統の信号をそれぞれパッチで取り出してモジュールをコントロールすることも可能です。

◆どこでも楽しめる。

コンパクト・サイズ、電池駆動、内蔵スピーカーにより、どこへでも気軽に持ち出し、いつでも演奏を楽しむことができます。


◆KORG
volca drum

販売価格¥17,600(税込)
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【2月17日 発売予定】

無限に広がるディープな音作りの世界へようこそ。 beats、kickに続くvolca第三のリズム・マシン。

アナログ、PCM、FMなど、そのサウンドに拘り、面白いものだけを取り込んできたvolcaシリーズ。そこに新たに加わった異彩を放つリズム・マシン。それがデジタル・パーカッション・シンセサイザーvolca drumです。
シンプルなトリガー波形をベースに、ウェーブ・フォルダーやオーバードライブによる倍音や歪みを加え、ウェーブガイド・レゾネーター・エフェクトによってリアルな響きを与える。6パート構成のDSPシンセ・エンジンは通常のドラム・マシンとは全く違った発想で作られたもので、想像を超える多彩なサウンドを生み出します。そしてもちろん、このサウンドをvolcaスタイルのシーケンサーで演奏可能。
あなたのリズムにこの個性的なサウンドを加えれば、パフォーマンスや制作に革新的な変化をもたらすことでしょう。

◆幅広いサウンド・バリエーション。

・6パート x 2レイヤー構成のデジタル・パーカッション・シンセ

デジタルというと、一般的にはバス・ドラム、スネア・ドラム、シンバルなどをサンプリングしたPCMをベースにした音作りをイメージしますが、volca drumはDSPによるアナログ・モデリングによってドラム・サウンドを作り出します。オシレーター波形はサイン波、のこぎり波、ノイズなど。それに様々な変化を加えることで、リアルなものから独特なものまで、ドラムだけにはとどまらず、幅広いバリエーションのパーカッション・サウンドに対応します。
個別に2つのレイヤーを持つ6つのパートは、ここはバス・ドラム、ここはシンバルなどのルールや制限はなく、全て同じ仕様となっています。この6つのパートには、ドラム・セットに拘らずに自由なイメージで新しいサウンドをアサインしてください。アサインした6パート構成のキットは、ウェーブガイド・レゾネーター・エフェクトの設定も含めて16個(工場出荷時:プリロード10個入り)メモリー可能です。

・新開発DSPエンジンによる個性的なサウンド

各パートには、サイン波、のこぎり波、HPFノイズなど5タイプから選べるオシレーター波形選択、それぞれドラム・サウンドに最適化された3タイプから選択するピッチ・モジュレーターとアンプEGで構成されるレイヤーを2系統装備。レイヤーのパラメーターは個々にエディットするだけでなく、同時にエディットすることも可能なので、2つのレイヤーに同じ音を重ねて厚みを得ることもできます。
できあがったトリガー波形に対し、ビット・リダクションによってザラザラ感を、ウェーブ・フォルダの深さを調整して複雑な倍音を加え、オーバードライブで歪みを調整して、お好みの音色に変えていきます。このように一般的なドラム・マシンとはひと味違う音源の構成が、個性的なサウンドを生み出すのです。
音色を設定したところで、ステップの発音タイミング、パン、ミックス前のゲイン調整、エフェクトへのセンドなど、各パートのバランスを整えます。

・豊かな響きを加えるウェーブガイド・レゾネーター

エフェクト部には物理モデリングをベースとしたウェーブガイド・レゾネーターを搭載し、サウンドに共鳴による響きを加えます。ウェーブガイドは太鼓の胴や長いパイプのような筒状の響きを加えるチューブと、メタリックな感じの弦の響きを加えるストリングスの2タイプから選択可能。パネル中央部の3つのツマミによりDECAY(減衰量)、BODY(音のキャラクター)、TUNE(ピッチ)の設定が可能で、TUNEを小さな値にするとディレイのような振る舞いをします。これらのツマミはサウンド・メイクだけでなく、ライブ・パフォーマンスでも活躍します。

◆volca drumのために進化したシーケンサー。

・膨大なパラメーターをオートメーション可能な16ステップ・シーケンサー

即興性に優れた16ステップのシーケンサーを装備。パターンは各ステップに対応した16個のボタンを使って簡単に設定可能で、ステップ・レコーディングのほか、ループ再生しながらパターンを組み立てていくリアルタイム・レコーディングにも対応しています。また複数のシーケンス・パターンを続けて再生するパターン・チェイン機能によって、番号の連続する任意のパターンを連続再生可能。最大16個のシーケンスを繋げて256ステップのパターンを構築することもできます。
ドラム・パターンを単純に鳴らすだけでなく、ツマミの操作をリアルタイム・レコーディングをしながら記憶し、再生時に再現するモーション・シーケンス機能は、実に全69種ものパラメーターを記録することが可能。パターンの作り込みのほか、ライブにおいてオリジナリティ溢れるプレイを発揮できます。シーケンス・プログラム(16ステップのシーケンス・パターン、記録したモーション・シーケンス、キット番号)は最大16個まで本体に保存することができます。

・ステップの抜き差しがパートごとに可能なACTIVE STEP

シーケンスの途中のステップを飛ばして再生できるアクティブ・ステップ機能を搭載。ショート・ループのような効果から変則的なリズム、あるいはパートごとに異なる設定にすることでポリリズムまで。またシーケンス再生中に押したボタンのステップへ移動する、ステップ・ジャンプ機能も搭載しています。これらの機能を用いてリアルタイムでエディットすることにより、偶然から生まれるダイナミックなパフォーマンスが可能です。

・ステップを細かく分割し、ドラム・ロール再生が可能なスライス機能

ステップのスライス機能でドラム・ロール再生を実現。ツマミによってスライス数を変更可能で、パターンの途中や最後に細かいドラム・ロールの打ち込みを挿入して、曲やパフォーマンスに盛り上がりを加えます。

・16段階で設定可能なアクセント機能

ステップに対して強拍を設定可能なアクセントはオン/オフだけでなく、そのレベルを16段階で設定可能で、リズムの細かいニュアンスやノリを表現するのに役立ちます。

・パートのグルーピングを設定できる便利なチョーク機能

ドラム・マシンのハイハットのクローズ/オープンなど、複数のパートのうち発音を優先させたいパートを設定できるチョーク機能を搭載。チョークを有効にしたパートは同時には発音せず、パート番号の小さい1パートの発音が優先されます。

◆インスピレーションを広げる2つのランダマイズ機能

volca drumには、選択中の1パートのサウンド(レイヤー)をランダムに変化、また同様に1パートのパターンのステップ、スライス、アクセント、アクティブ・ステップ設定をランダムに変化させる、2つのランダマイズ機能を搭載しています。パフォーマンス中にランダマイズ機能を使うことによって、サウンドやパターンに思いがけない変化や展開を加えることができます。

◆カスタムLCDを搭載した斬新なデザイン

エッチング加工で作られた高級感のあるアルミ製パネルは、文字や細い線もその繊細な凹凸表現によって表現し、プリント・レスで作られています。またvolcaシリーズで初めてカスタムLCDを採用。高輝度で見やすいディスプレイは、複雑な設定をグラフィカルにひと目でわかりやすく表現し、この新しいドラム・マシンの理解を早めるのに役立ちます。

◆他のvolcaやelectribe、DAWと同期プレイが可能。

コルグのグルーヴ・マシンと手軽に接続できるシンク端子を装備しているので、他のvolcaシリーズやelectribe、SQ-1などのマシンと接続し、シーケンサーを同期再生してセッションできます。またスタンダードなMIDI IN端子を装備しているので、volca drumをDAWなどの音源モジュールとして活用可能です。

◆どこでも楽しめる。

コンパクト・サイズ、電池駆動、内蔵スピーカーにより、どこへでも気軽に持ち出し、いつでも演奏を楽しむことができます。

※本記事は掲載時点の情報(価格・スペック等)であり、現状とは異なる場合があります。予めご了承ください。
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