WSRより”もっと”愛をこめて #47「配線してみよう⑤」

今年も早いもので、11月に入りました!!!
先月、立て続けにやってきた台風は「秋」を一気に吹き飛ばして、
朝夕の寒さはもうすっかり「冬」の様相ですね・・・。

さて、今回は「配線してみよう⑤」ということで、
ポットの背面にメタルネットワイヤーを半田付けしてみましょう・・・。

楽器のコントロール部のハンデ付けでは恐らく、
この部分が一番難しいのではないでしょうか?
しかし、「配線してみよう②・③」でのハンダメッキと予備ハンダがしっかりと
マスター出来ていれば、楽勝ですかね・・・?

今回は半田付けそのもののテクニックというよりは、
付ける位置や方法で美しく、トラブルの少ない配線をするということを
念頭に置いていただければ・・・と思います。

では、まず「メタルネットワイヤー」から

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PU等に多く見られるこのタイプの材は芯線を端子につけてから、
アースであるメタルネットの半田付けを行った方が圧倒的に綺麗に行えるでしょう・・・。
その方が芯線を不用意に曲げる必要もないですし、
どこか一ヶ所固定されている方がメタルネット自体が
ブレて動いてしまう事が少ないというのが理由です。

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メタルネットのハンダメッキされてるあたりのポットの背面に予備ハンダを乗せます。
次の工程でもう一度溶かすので、若干イモハンダ気味のほうがいいかもしれないですね。

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こんな風にメタルネットに乗ったハンダメッキとポットの背面の予備ハンダを
半田ごてで同時に温めてあげれば上手く行くのではないでしょうか・・・。
左手はピンセットでメタルネットを持ってあげれば、熱くないです(笑)。

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こんな感じで出来れば、GOODです。

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よくこんな風にメタルネットの上から半田ごてを押し当てて、
半田付けされているのを目にしますが、見た目にあまりよろしくないですし、
ポットの背面の場合、後々にポットを交換する場合があることを考えると、
この配線材をもう一度使う気にはなれないですよね・・・。

一般的に、メタルネットワイヤーはギブソンのギターのPU・配線材として広く使われているので、
コントロールの関係上、2本または3本のワイヤーがポットの背面に半田付けされている事が多いです。
その場合も、複数本を同時に上から半田ごてで潰し溶かすのではなく、
1本1本を同様の方法で半田付けしてあげるのが望ましいです・・・。
先ほども申し上げたとおり、ポットは後々に交換する可能性があるので、
別々に行った方が外しやすいんですよね・・・。

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まずは一本の時と同じですが、線の右側に予備ハンダを落として、半田付け。

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2本目は左に予備ハンダを左に落として、半田付け。

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3本目も左に落として、半田付けして完成です。

複数本の場合はメタルネットを剥く量や予備ハンダの位置・線の向きや離れ具合を
上手くコントロールしてあげると、かなり綺麗に見えると思いますよ・・・。

では、また来月・・・。