WSRより”もっと”愛を込めて #48「配線してみよう⑥」
ココのところかなり冷え込んできましたね・・・。
乾燥の方もだいぶ進んで、楽器のコンディションにも大きな影響を与える季節になって来ました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は「配線してみよう⑥」ということで、
ポットの背面のハンダ付けで前回のメタルネットに続いて
その他の配線材でも行ってみましょう!!!
メタルネットが上手く出来たという方はもう楽勝ですね!!!
今回も「機能的でトラブルが少なく、美しい配線」という事を
念頭においていただければ・・・。と思います。
まずは4芯線からいってみましょう。
コチラはハムバッカーに多く見られる配線材ですが、
被膜を剥くと出てくる5本の細い線は処理の仕方によっては
トラブルを引き起こす原因にもなりかねないので、
実際に配線するにあたっては若干の「コツ」が必要です。
タップを使用しないのであれば、不必要になる2本の線は結線して、
収縮チューブでケーブルと一緒に留めてしまえば簡潔ですね・・・。
これでも別に構わないのですが、見た目にぶらぶらして、邪魔ですよね・・・・。
4芯線の配線で一番問題となるのがコイルのコールド線とアース線の処理なんですよね。
上の写真の様に長く線を取ってしまうと、アース線が動いて端子とショートしてしまう可能性があるので、
あまり良くないです・・・。
トラブルを防いで簡潔にキレイにまとめる為には、
やはりこんな感じで、アース線をなるべく短くしてあげるのがよいのではないでしょうか?
ココまで処理をして、初めて背面にハンダ付けです。
恐らく、このやり方が最も簡潔でトラブルもすくないのではないでしょうか?
次にクロスワイヤー等の単芯線ですが、
ストラトのPU等で、よくこんな感じで3つのPUのコールド線をよじって
ハンダ付けされているものがありますが、あまり良くはありません・・・。
なぜなら、PUは交換する可能性が多分にあり、
一度よじってハンダ付けされたものは解くのが困難だからです・・・。
被膜が熱に熔けやすいものだと、なおさらです・・・。
面倒くさくても、前回行ったように一本一本ハンダ付けをしていくのがよいかと思います。