リプレイスメントパーツのススメ!第31回「ストリングガイド」

みなさんこんにちは

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今回は「ストリングガイド」について、
いくつかのパーツを紹介させて頂きます。

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ストリングガイドはテンションピンとも呼ばれているパーツで、
ペグとナットの間に取り付けられています。
その名称の通り、弦をナットにしっかりと
押さえ付けるテンションを加える事で、
弦が鳴いてしまう事や弦がナット溝から
外れる事を防止する等の役割があります。
特に1・2弦はナットからペグへの距離が遠い為、
弦の張られる角度が浅くナットに適切な
テンションが掛かり難いためよく用いられています。

そんな有り難いパーツではあるのですが、
弦が触れている以上どうしても摩擦抵抗が生じてしまい、
チューニングの狂いを引き起こしてしまう側面もあります。
そういった問題点を緩和する構造や素材の
ストリングガイドが販売されていますので
いくつかご紹介させて頂きたいと思います。

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こちらはFenderUSAのAmericanStandard/Deluxeシリーズ等の、
比較的モダンな仕様のギターに採用されている
形状のストリングガイドになります。
弦と触れ合う部分の形状が角が立っていないため
摩擦が伝統的なデザインの物と比べて少ないです。

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また、裏側に突起がある為ストリングガイドが
緩んできて回転してしまうという事も防止出来ます。

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こちらはAllPartsより発売されている
「ROLLER STRING GUIDE GUITAR」というパーツで、
弦の触れる部分がローラーになっており、
その構造により摩擦を低減させています。

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こちらはGraphtechより発売されている
Black TUSQ/ブラックタスクという、
弦との摩擦を最小限に抑えるために
開発・設計された素材を用いたパーツになります。
潤滑剤の微粒子状カプセルが含まれており、
弦との摩擦や振動に反応して潤滑材が供給され、
常に滑らかな摩擦を保ってくれるという
ハイテクな素材となっております。

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ストリングガイド自体を外してしまう方法もありますが、
前述の通りテンションが不足してしまいトラブルが
発生する事も多いので基本的にはオススメ出来ません。
もちろんそういった柔らかいテンション感が好みという方も多いと思います。
もしもストリングガイドを外して使用する場合は、
浅くなった弦の角度に対応した溝を持ったナットを新たに作成したり、
1.2弦のペグポストの高さが低いものや調整が可能なペグへと
交換する等の作業と合わせて行う方が良いでしょう。
そうすれば柔らかいテンション感とチューニングの安定性を
リスクを抑えて同居させる事が出来ます。

長期に渡り使用していると接触部分にバリが出て来たりして、
チューニングの狂いや弦が切れやすくなるといった事もありますので、
今まであまり注目して来なかったな、という方は
この機会に色々と試しては如何でしょうか。

大久保