リプレイスメントパーツのススメ!第33回「Rotating Elliptical End Pin」

みなさんこんにちは

今回は久しぶりに、
ストラップピン部分の
リプレイスメントパーツを
ご紹介させて頂きます。

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こちらはPlanetWavesよりラインナップされている、
「Rotating Elliptical End Pin」というパーツになります。

ストラップが外れにくくするパーツなのですが、
所謂ロックピンと呼ばれるタイプの物や、
ラバーやプラスチック製のストラップロックとは
違った使用感となっております。

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こちらがそのパーツになります。
見ての通りちょっと変わった構造をしていますね。
ビスがボディに入る長さは先端部分まで計って約16mm、
ネジヤマ部分の外形は約4.15mmです。
元々の楽器の仕様によっては拡張が必要な程度の太さですね。

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一般的なエンドピン&ストラップ

このような向きで取り付けます。

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交換後

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このストラップピンではパーツ上部を捻ると90度ずつ回転し、
「X」字状になることでストラップが外れにくい
状態を作り出しています。
パーツ上部とピン本体に突起と凹みが付いており、
カチッと固定されるので演奏中には「X」字が
戻ってしまう事が無いようになっております。
ストラップ取り外すときは同じようにパーツ上部を捻って
元の状態にすることで外しやすくなります。

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ちょっと地味に思えるかもしれませんが、
冒頭でも触れた様に各タイプに特徴がありますので、
非常にざっくりですが、今回のパーツと下記に比べてみます。

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ロックピン

・外れにくさ                非常に強い
・楽器本体への加工の必要性     必要な物もある
・ストラップへの加工の必要性     必要な物もある

・メリット
適正な取り扱いをしている事が前提ですが、
外れにくさには非常に信頼性があり、
パーツ自体も頑丈な物が多いです。
一度加工してしまえばストラップの取付・取外しも
ワンタッチで手早く行うことが出来るのも魅力です。

・デメリット
モデルにもよりますが通常のストラップと比べ、
楽器を持ったときの距離感が変わる事があります。
また、金属のパーツ同士で接合する物が多い為、
動いた際にパーツ同士がぶつかったり擦れる音が、
楽器の構造によってはピックアップが拾ってしまう事があります。

8 ストラップロックタイプ

・外れにくさ                 非常に強い
・楽器本体への加工の必要性      不要
・ストラップへの加工の必要性      不要
   
・メリット
基本的に一切の加工が必要なく取付ける事が出来、
外れにくさも強いです。
価格も安く、手軽に使用する事が出来ます。

・デメリット

ストラップが厚すぎる物に無理やり使用しているといった理由で、
強く押さえつけられている様な状態で使用していると、
ストラップロック自体が破損したり、
ストラップピン・ビス自体にも常に力が加わってしまうため、
本体やビス穴にダメージが加わる事があります。

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「Rotating Elliptical End Pin」

・外れにくさ                  通常のタイプと比べ強い
・楽器本体への加工の必要性       必要な物もある
・ストラップへの加工の必要性           不要

・メリット
ストラップが回転した際に不要な摩擦を感じない事や、
ストラップの厚みも多くの物に対応出来る為、
一般的なストラップピンと殆ど同じ使用感のまま、
外れにくさだけを強化できます。

・デメリット
固定したり押さえつけたりしている訳ではない為、
ホールド力・外れにくさという点ではロックピンや
ストラップロックのようなタイプと比べると劣ります。

いかがでしょうか?

今回の「Rotating Elliptical End Pin」に関しては、
・使用感がなるべく通常のタイプと近い物が良い
・完全にストラップが固定されるまでの外れづらさは必要ない。
という方にお勧めです。

最後に、いずれの物も正しく無理の無い使い方をする事と、
ストラップ側も消耗してきたら交換するのは基本です。
ストラップは演奏性にも関わるのはもちろんの事、
大切な楽器を自分と共に支えてくれると重要な部分です。
一人一人に合った使い方・重視したい点を考慮して選択する事で、
楽器とより良い付き合い方が出来ると思います。

大久保