WSRより”もっと”愛を込めて #71「COCOBAT CRUNCH③」
皆さんこんにちは!
さて、今回は2011年の8月にご紹介したCOCOBAT/TAKE-SHIT氏の
もう一本の楽器の紹介です。
(一度過去のコラムを読んでから今回のコラムを
読んでいただくと判り易いです。)
セル巻きサテンフィニッシュのMOONのJBというお馴染みのスタイルで、
パッと見た感じ仕様の違いが判りませんが、随所に相違点が見られます。
ボディーはパドックの2P。
最近はあまり使われなくなってしまった材ですが、
Washburn N-4でも使われていましたね・・・。
密度が非常に高い材なので、私が過去に持った楽器の中でも
トップクラスの重さです。ホントに信じられないくらい重いです(笑)。
スラップ時にボディーにツメが当たって割れてしまうのを防ぐザグリは
前回の物とは若干形状が違いますね。
深さは18mmほどあります・・・。
フロントPUの上にはエボニー製の小さなフィンガーレストが取り付けられています。
周囲の木部の凹みからは幾多のライブを重ねてきた片鱗がうかがえます。
ブリッジにはK.T.SのPR-03WB1。
この部分だけは前回のベースと同じ仕様になっています。
写真はないですが、ナットはニッケルナット、
ペグはGOTOH GB-9という逆巻きタイプの物が装着されています。
PUはBartolini W4CBCというDual Coilのモデルを2基。
ボディートップ上のコントロールとしては
マスターボリューム・パッシブトーン(パッシブ時のみ有効)・
プリアンプのON/OFF・アウトプットジャックの大変シンプルなものとなっている。
ボディーバックにはHeart Field製の回転式のバッテリーボックス。
コントロールパネルには5ヶ所の穴が・・・。
この穴はフロントVo・リアVo・GAIN・Treble・Bassとなっており、
一度設定してからは動かす必要が無いこれらのポット類を
コントロールキャビティーに収めています。
プリアンプにはBartolini NTBT。
GAINのついた2バンドEQです。
私自身、この楽器のコントロールをあけたことは無かったので、
てっきりTCTが入っているのかと思ってました(笑)。
2011年に紹介した楽器は重すぎるがゆえにこの楽器を元に製作したものだそうで、
2000年位から使い始めたそうです・・・。
しかし、過去のライブ音源等を改めて聴きなおしてみると、
今回のベースの方が音が太く、低域の出方も良いという事で、
2~3ヶ月前から再度使い始めたと仰ってました。
COCOBATの直近のライブは11/14
BRAHMAN 20th ANV Live 尽未来際~尽未来祭~ 幕張メッセにて。
今回紹介したベースで登場するそうですよ。
違いが判りますかね???
お時間のある方はぜひ!
額田
BRAHMAN「尽未来際」20th Anniversary Live 尽未来際 ~尽未来祭~
2015/11/14(sat)
w/BACK DROP BOMB/COCOBAT/COKEHEAD HIPSTERS/
Hi-STANDARD/HUSKING BEE/MONGOL800/SCAFULL KING/SLANG
and more
詳しくは
Web: http://brahman20th.com/