WSRより”もっと”愛を込めて #76「フレット考察その11」

皆さんこんにちは。
WSRのある桜丘の桜は今が満開です。
やっと、春ですね!!!
いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回はフレット考察の続きです。

前回はタングとスタッドの話でしたね。

丁度良い機会なので、「日々精進」のブログの方で
何回か紹介しているタングやスタッドについて
の写真をまとめてみたいと思います・・・。

普段はお目にかかることがあまり無いだけに、
なかなか興味深いと思うのは私だけでしょうか???

国産初期

国産1

国産2

国産3

国産最終

こちらの物は全て60年代から70年代の
国産ギターに付いていたものです。
恐らく、ほぼ年代順に並んでいます。

現在入手することが出来るフレットはタングに
スタッドが製造の段階から付けられていますが、
写真の物はすべて、一度スタッドなしで作られたものに、
あとからニッパー等でタングの底部から楔を打ち込むような感じで
スタッドとしています。

恐らく、初期の物は完全なる手作業ですよね?
最後の写真では専用の機械があったのでは?
と思われるほど均一に並んでいますよね?
それとも、職人さんの熟練度が増したのでしょうか?

海外のギターでは60年や50年代でもスタッドは
現行のものと変わりは無いのですが、
国産ギターでは・・・。

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DSC_0517

こちらは60年代のGretschのフレットです。
上はJescarのもの。

スタッドの間隔が非常に広く、
タングの底部に近いところに付いているのが
よくわかりますね・・・。

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Gibson'80s

こちらは80年代~90年代のGibsonです。
ご覧の様に接着剤がびっしりです。

スタッドを木部にかませるというより、
溝を広めに切って、完全に接着のみで固定させている
というイメージです。

よって、フレットを抜く際にはフレットを
熱で温めてからでないと、抜けません・・・。

Gibson

こちらも同様です・・・。
タングを垂直ではなく、斜めにカットしているのが
特徴的ですね・・・。

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Jim Dunlop

こちらはJim Dunlop#6100です。

スタッドがとても小さくて、丸いのが特徴です。
米ゴマみたいな形をしているんですよね。

Jim Dunlopのフレットはほぼ全てのラインナップで
こんな感じのスタッドなので、抜いてみるとわかります。

Jescar

こちらはJescar#57110です。

Jim Dunlopのものと比べると、
その鋭角さがよくわかりますよね。
おろし金みたいに尖ったイメージです。

 
こんな感じで、ざっと写真を並べてみましたが、
いかがだったでしょうか???

額田