WSRより”もっと”愛を込めて #78「フレット考察その13」

さて、今月もJim DunlopとJescarのフレットを比較していきます。

前回は#6100と#57110についてでしたね。
今回はJim Dunlop #6105とJescar #55090の比較です。

#6105というフレットはJim Dunlopのフレットのラインナップでは
恐らく、最初からあったモデルではなく、後に追加されたモデルですね。

高さは1.40mmとジャンボフレットである#6100と同じ高さを持ちながら、
幅は2.29mmとFender(2.00mm)と#6100(2.79mm)のほぼ中間ぐらいの
フレットになります。

高さがあるにも関わらず、幅が広いわけではないので、
音程感もよく、シャープな立ち上がりのサウンドが好まれる為か、
過去、WSRにおいては最も人気のあるフレットです。

Jescar #55090は#6105と同じ高さで幅は2.28mmと0.01mm違いますが、
製造上の誤差を考えると、ほぼ同サイズと考えてよいでしょう。

今回も前回同様、サイズがほぼ同じなので、
形状も同じなのか・・・というと、
全く違うというのが、比べてみると良くわかります。

まずはスタッド形状から。

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こちらは#6105。

Jim Dunlop特有の角が取れた丸みを帯びた形状ですね。
この形状のメリットはフレットを抜く際に指板のチップが
かなり少ないという事なんですよね・・・。

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こちらは#55090。

かなり鋭角な感じのスタッドですね。
#6100と比べると、10:9位で多めのスタッド数になります。

形状の違いは今回も明らかですね。

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こちらは#6105です。

ワイデストポイントは今回も底面ではなく、
かなりフレットトップに近いところにあります。
頂点付近はかなり平らに近いですね。

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こちらは#55090です。

山高の形状が良くわかります・・・。
前回同様に頂点に向かうに従って、徐々に幅が狭くなっていっています。

今回もオーバーバインディング風にしてみると、
より良く分ります。

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#6105は饅頭の様な形をしていますね(笑)。

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#55090は円を半分に切ったような形。

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前回と今回、フレットの形状の違いをしてみたんですけど、
いかがだったでしょうか???

実際の形状の違いを普段の作業で感覚的に分っているつもりでも、
写真に撮ってみて拡大してみると、ちょっとビックリですね・・・。

では、また来月。

額田