WSRより”もっと”愛を込めて #95「フレットのすり合わせ②」
みなさんこんにちは。
11月に入って、朝晩がグッと冷え込むようになってきましたね。
いかがお過ごしでしょうか???
さて、今回はフレットすり合わせの続きで、
必要な工具の紹介をして行きたいと思います。
①3M Stikit Goldサンディングロール
前回に紹介した「すり合わせ板その1」に貼り付けるのり付きのサンディングペーパーです。
3MのStikitというのり付きペーパーには
「トライエムアイト」というシリコンカーバイトの研磨粒子を持つものと
この「Gold」という酸化アルミニウムの研磨粒子を持つものがあるのですが、
フレットのすり合わせのような硬い金属を研磨するには「Gold」の方が優れています。
過去、研磨での最終的な仕上げに「トライエムアイト」の#600を
使っていた時期もあるのですが、現在は全く使用しなくなりました・・・。
WSRで使用しているのは#150と#300の2種類になります。
②NCA BA955RD
こちらはフレットの頂点出しを終えたあと、#150や#300の研磨傷をを消すために
「すりあわせ板その2」に貼り付けて使用しています。
一般的な耐水パーパーはCwt紙という物を使っているのですが、
WSRではAwt紙というそれよりも薄いものを使っています。
同メーカーの物だと裏が赤くてお洒落です(笑)。
番手は#600を使用しています。
③3M Imperial Wetordry 401Q
フレットの大きさや形状によって、②での研磨傷が残ってしまう時に使用しています。
#1200というかなり細かい番手を使用していますが、目詰まりがなく、
耐久性・作業性に大変優れています・・・。
④セラポブロック
随分前に紹介したことのある「ゴム砥石」です。
番手は#500ですが、実際には#2000位の番手でしょうか?
最終的にこのブロックで研磨すると、かなり細かな傷やヘアラインが消えます。
また、どの程度の傷が残っているかも確認できるので、
#600~の研磨ではその都度これを使って、状況を確認していきます。
ちょっと短いですが、今月はここまでとさせてください・・・。
来月でフレットすり合わせに使用する工具は最後です。
額田