牛骨OILナット

牛骨OILナットです。

元々、牛骨ナットのブランクは
牛の骨を油抜きして漂白させたものになります。

私がこの仕事を始めた頃、
当時のサプライヤーから供給されるナットの素材は
油抜きのしすぎなのか、乾燥のさせすぎなのか、
あまりにもスカスカしていて・・・
100個仕入れたうち、
使える物は半分くらいだったんですよ。

これはどうにかならない物か?
と思って始めたのが牛骨OILナットの始まりです。

当時はあくまでもナットの密度を高める
という目的だったので、
フィニッシングオイルを使っていました。
(オイルフィニッシュで使うオイル)

ナットのスカスカした繊維にオイルが染み込んで、
乾燥すると固まる・・・。
こうすることによって密度がかなり上がって、
ルックスも琥珀みたいな雰囲気になって、
処分せざるを得ないブランクは激減しました(笑)。

その後・・・

フィニッシングオイルが
手に入りにくくなってしまったことと、
サプライヤーの変更により、
質の良い素材が安定して手に入るようになって、
フィニッシングオイルナットは必要が無くなりました。

しかし、オイルを染み込ませると
弦のすべりが良くなることや乾燥による割れが防止できるので、
その後も試行錯誤を重ねて・・・

グリスとCRC SUPER556を混ぜたものにブランクを浸けて、
湯せんにかけるという方法に落ち着いています。

額田