ピックガード作成
2021年9月3日 |
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ピックガード作成をご紹介します。
今回は黒色1plyテーパー付きを作成します。
元の白いピックガードを型にして、まずはブランクのガード材に線を引きます。
黒色系統のガード材は、こちらの「ダーマトグラフ(白)」を使用します。
(写真のボールペンより長かったはずなのですが、
いつのまにかこんなに小さくなってしまいました。)
線を引き終えたら次は卓上糸鋸を使用してカットをします。
次の工程を考えて、可能な限りギリギリにカットします。
次はトリマーを使って成形します。
こういったコロ付きビットと呼ばれる刃を使用します。
上の丸い部分(ここをコロと呼んでます)が「型」となるガードが当たり、
ガイドとなるので、「型」と同寸のピックガードが出来上がります。
出来上がった断面はこんな感じです。
下の白ガードが型、上の黒ガードがそれに沿って成形されています。
1プライのガードはテーパー(斜めにカット)加工をしないことが多いですが、
今回はテーパー有りなので次はテーパー加工です。
先ほどのコロビット同様にベアリングが付いている、
45度の角度のあるビットを使用します。
作成するピックガードの厚みや素材の硬さによって、
一度に削る量をコントロールしながら、
仕上げていきます。
次は取り付け用のビス穴とポット穴を開けます。
こういった特別に加工された三つ目ドリルを使用します。
型となるガードの穴に沿って刃が入り正確な位置に加工が可能になるので、
とても便利な道具です。
留めビス用の穴は最後に面取りの加工をします。
こういった面取り用のビットを使用しています。
こういった穴あきタイプの方がガード材の場合は綺麗に仕上がるように思います。
写真のようにビスの頭が収まるようにカットします。
いい感じ仕上がりました。
西山