リプレイスメントパーツのススメ!第4回「ロックピン④」

みなさんこんにちは
少し遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます!
本年もスタッフ一同精進して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。

さて、年も明けて最近はより一層寒さが身にしみますね。
軟弱者の私は毎日たくさん着込んで、電車で隣の人に迷惑だろ!
というくらい着膨れしながら通勤しております(笑)
こうも寒さと乾燥が厳しいと体調や楽器のコンディションが心配ですね。
皆様も寒さ対策、風邪対策、そして楽器のコンディションにはくれぐれも注意してくださいね。

さて、長きに渡ってお送りしてきました「ロックピン」シリーズですが
今回を持ちましていよいよ最終回!
最後にご紹介するのは、我らが日本代表、Gotohのロックピンです!

Gotoh1_1

【機構】
ストラップ側の金具(本体)の側面にある2つの突起が、
ボディ側の金具(ピン)の内側に切られている溝にはまることによりロックされます。(写真2)
突起が溝にはまるという点では、GotohもDunlop式を採用していることになりますね。

Gotoh6_1

【着脱方法】
本体上面のツマミを時計回りに回すことでロックが解除されるため、回した状態で本体とピンを抜き差しします。
通常は本体内部にある長方形の芯棒が横向きになっているため、2つの突起を抑える形になっています。
本体上面のツマミはこの芯棒とつながっていて、ツマミを回すと芯棒がそれに伴い回転します。
ツマミは最大90度回りますので、長方形の芯棒も90度回り、2つの突起のロックが解除される構造となっています。(写真3、写真4)

Gotoh8_1 Gotoh9_1

【ストラップの取り付け方法】
本体にワッシャー1、ストラップ、ワッシャー2の順に通し、最後にナットを締めて固定します。(写真5)

Gotoh5_1

※ ワッシャー1とワッシャー2は同じ物ですのでどちらが先でも大丈夫です。
ワッシャーには表と裏があり(写真6)、お互いの裏がストラップに当たるようにすると
バリで手や楽器、ケースなどを傷つけることもないですし、何より綺麗に仕上がっていいと思います。

Gotoh7_1

ナットを締める際は必ずスパナ等でしっかり固定してくださいね。
ストラップの固定方法はシャーラーのような方法を採用していますので

ストラップの厚みは比較的自由に選べます。
計測の結果、
約6mm程の厚みまでなら取り付けが可能でした。
しっかりセットされると写真7の様になります。

Gotoh4_1

【ポイント】
本体のストラップが通る部分の直径はφ12とかなり太めですので
大抵のストラップに元々開けられている穴の径がφ8であることを考えると
基本的には穴を拡げる加工が必要になると思います。
当工房では穴をφ10に拡げるためのポンチがありますが

薄手のストラップの場合、φ10で大丈夫でしたが、厚手のものや、ビニール製のものなどは
φ12に拡げた方がよさそうです。

Gotohロックピンの最大の特徴はなんと言ってもねじってロックを解除し着脱する機構だと思います。
この方式を採用することにより、
他のロックピンに必ずあるボタン、ツマミの類がありません。
その結果、本体表面において突起部を極力少なくすることに成功しています。
ですから、ケース内(特にソフトケース、ギグバッグ)で内張りの布に引っかかることも少ないですし
ステージ上で暴れても、衣装に引っかかったり、絡まってしまったりすることが少ないでしょう。
また、“ねじる”という方式ですから、
何かの拍子に外れてしまうことはまずないと思います。

通常のストラップピンからご自分でロックピンに替える際、注意していただきたい点は
(毎度毎度で申し訳ございません・・・)

元々ギターにあいている穴の径と長さです。
※深さの測り方はSchallerの回をご参照下さい。
Gotohのロックピンに付属しているビスは
計ってみますと、径こそ通常のものと同じですが、長さが若干長く

ボディに入る部分は20mmありました。
ギターに開いている穴がそれよりも浅い場合はキリやφ2.5のドリルで深くしてください。
下穴がしっかり開いていないと、ビスが途中で止まったり、ネジ山が潰れたり、ネジが折れたりしてしまうことがありますので
ご注意下さい。

また、Gibson等元々の穴の径が広いものは
一度、丸棒と接着剤で穴を埋めてから開け直す必要があります。
しっかり止まっているように見えて、実は元の穴が少し広いものですと
ネジごと抜けて楽器の落下につながる場合があり、とても危険です。
お気をつけ下さいね。

ご参考までにこのGotohロックピン、ボディからストラップまでの距離が1.7cmでした。
今回紹介したものの中では
圧倒的に長いので、ネック側のストラップピンがホーン部に付いていて
ヘッド落ちしやすい楽器には向いているかもしれませんね。

Gotoh4_2

こちらのGotohロックピン、カラーバリエーションは
クローム¥2,100、ゴールド¥2,415、コスモブラック(ガンメタ)¥2,205
となります。
※ゴールドとコスモブラックはお取り寄せとなりますので、ご購入の際はお問い合わせ下さい。
※こちらの商品は1個単位での販売となります。

さて、4ヶ月に渡りお送りしてきましたディープなロックピンの世界、いかがだったでしょうか?
最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
このコラムが皆さんのロックピン選びの参考になれば幸いです。

さて来月は、どんなネタが飛び出してくるのか!?
楽しみにしていてくださいね!

以上、春のぬくもりが恋しい金子でした。