WSRより”もっと”愛を込めて 第25回「ポット考察その2」

前回のコラムではポットの基本的な構造についてのお話をしてみました。
普段、何気なく使っているポットも意外と複雑な構造になっているのがお分かりいただけたと思います。

今回は(恐らく次回も)ポットの最も重要であるパーツの抵抗体にスポットを当てて話を進めて行きたいと思います。

ポットを交換すると、「音が変わった」という話を耳にします。
何故でしょう・・・?

抵抗体や端子の素材や質量等は考えられる要因の一つですが、
その抵抗体の誤差というのも大きな要因の一つだと考えられます。

抵抗体は前回お話したとおり炭素皮膜で出来ており、
そのものの個体・製造のロッド等によってかなり抵抗値が変化します。

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上の表は国産とCTSの500kΩと表記されているポットを無作為に15個ずつ選んで、
それぞれ1番端子~3番端子間の抵抗を測ってみたもので、単位はkΩです。

表を見てみると、結構な誤差があるものですね・・・。
一般的に可変抵抗器には±10パーセント程度の誤差があるのは認識していますが、
実際の数字にして並べてみると、結構その差は大きいですね・・・。
国産・CTSをあわせると最高値と最低値の差はなんと192kΩでした。

ボリュームポットの抵抗には一般的に250kΩか500kΩものが使われており、
250kΩから500kΩに抵抗値を上げると音色的に随分な変化が見られますが、
同一の抵抗値と表記されているものでも、それに近いぐらいの抵抗値の変化が見られるという事は
音色的にも同様な変化が見られるという事もうなずけると思います。

次回もまだまだポット考察は続きます!!!