WSRより”もっと”愛を込めて 第30回「ポット考察その4」

皆さんこんにちは!近頃、めっきり涼しくなってきましたね・・・。
先日の台風が通り過ぎたあとは、それまでの暑さがうその様で
「秋」なんていう言葉はなくなってしまいそうな雰囲気です・・・。

さて、今月は本題に戻って、ポットのスリーブの径とシャフトについてのお話です。

まず、スリーブの径についてですが、
特殊なものを除くと、楽器で使われているポットのスリーブの径は主に3種類あります。

Photo 左から、CTS 9.3mm、国産8mm、国産7mm。

一つは、CTSに代表される輸入ポットの9.3mm。アメリカの工業製品は非常に合理的に規格の統一がなされていて、
SWITCH CRAFTのジャックも同じサイズになっているので、締め付けに使われるナット・ワッシャーは流用が可能です。
残りの2つは国産の7mmと8mm。ポットのシャーシの径が16mmのものには7mmのスリーブ、
24mmのものには8mmのスリーブが付いています。

よって、国産のポットからCTS等の輸入ポットに交換する場合は、取り付け穴を大きく開けなおしてあげる必要があります。
また、反対に輸入ポットから国産ポットに交換する場合、8mmのものであればさほど問題なく取り付けることが可能ですが、
7mmのものの場合は、そのまま取り付けようとすると、元のポット穴が大きすぎてポットの取付けが不安定になってしまいます。
よって、一度ポット穴を埋めて7mmに開け直すかポット穴を変換するリングを使うと、安定して取り付けることが出来ます。

2 これは、非常に便利!

次にシャフトについてです。

シャフトについては大きく分けて2種類、それぞれにサイズ違いのものが存在するので、合計4種類を良く目にします。

3 ギザギザの数に注目!左がCTS、右が国産。

まずはスプリットシャフトといわれるロレット(ノブを固定するためのギザギザ)が付いたもの。
一般的に樹脂製のノブを取り付ける時に使われるポットですね。

ロレット部の直径はCTSでも国産でも6mmとなっていますが、
良く見ると、CTS等のいわゆるインチサイズのものと国産のものではロレットの形状が微妙に違うので、
ノブを取り付ける際にインチサイズのノブなのか?ミリサイズのノブなのか?
を確認しないとノブ又はシャフトの破損を招く恐れがあります。
ST等の比較的柔らかい素材で出来たノブはそのままで取り付けできたり、インチ・ミリ兼用のノブがあったりするんですけどね・・・。

4 左は国産。右のCTSと明らかに太さが違います!!

そして、ソリッドシャフト。これは固定するために横からネジ止めをする金属製・樹脂製のノブを使用するために使うものです。

こちらの場合はCTSと国産ではシャフトの径が違います。
CTSが6.35mmなのに対して国産は6mmとなっていますので、CTSのシャフトにミリサイズのノブを取り付けることは出来ません。

インチサイズのネジ止め式のノブを6.35mm以外のシャフトのポットで取り付けると、回転がブレてガタガタしてしまいますが、
「BRASS SLEEVE」という6mmのシャフトを6.35mmに変換するスリーブを取り付けることによって対応できます。

5 左が装着した状態。

それぞれのシャフトがどんなノブに対応しているのかを簡単に表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
また、これに対応しない特殊なノブもございますので、あらかじめご了承下さい。

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来月も「ポット考察」は続きます・・・。