極少生産のスポットモデル、マルチスケールを採用するIbanez”SRMS”の国産モデルが入荷!スタッフ小村も愛用する1本です!

プレミアムベース小村です。今日はちょっと前置きもそこそこに、早速ご紹介させて頂きます。こちらは昨年末、突如としてIbanezから発表された、マルチスケールを採用するSRシリーズ、SRMSの国産モデルです。このモデルの前身にあたる”SRFF”以来の登場となる国産のマルチスケールSR。先代モデル、そして既にご好評を集めているインドネシア製レギュラーモデルの基本仕様を受け継ぎながら、当モデル独自の仕様と国内製造ならではの細部にまで行き届く仕上げの良さは、このモデルならではの魅力です。

スポット生産モデルとしてラインナップされる当機。正直にお話すると、まさかこのコーナーでご紹介出来るとは思っていなかった1本なのです。と言いますのも、貴重な関西での初回入荷分を早速買ったのが…実はわたくし小村です(笑)またとないであろう貴重な再入荷。今回はせっかくの機会ですので、ユーザー目線も交えつつ、ご紹介出来ればと思います。恣意的な観点もあるかも知れませんが…いつもと違った”本日の逸品”、暖かい目でご覧頂けますと幸いです。

お馴染みのコンパクトなボディはアッシュを採用。導管を埋めずに半艶消しの黒でフィニッシュされ、クールな印象を漂わせると共に、豊かなダイナミクスを生み出しています。ちなみにこのボディですがマルチスケール化に伴い、バランスを加味してリシェイプされています。ローB側で35.5インチ、高音弦側で34インチのマルチスケールで設定されるネックにはウェンジ/ウォルナットの5pcネックを採用し、指板にはウェンジを採用。迫力ある響きとダウンチューニングにも耐えうる剛性を実現しています。スケールも少し長いので、ローBもしっかり鳴ってくれます。僕は使うにあたってドロップG#にしていますが、大きくセッティングを変える事なく対応出来たのには本当に驚きました。

また、電装周りは先代モデルと同じくノードストランド製PUとIbanezオリジナルのプリアンプをチョイス。幅広いサウンドを生み出す事が可能になっています。正直、ダークグラスで歪ませてラウド系で使おうと思って手にしましたが、弾いてみると歌モノやヒップホップ等、様々なジャンルに対応出来る懐の広さにも気付きました。これら電装周りに加え、ボディにトーンウッドとして定番のアッシュを使用していることもあるのかも知れません。

店頭で触っているとはいえ、自分自身では初めて所有するマルチスケール採用モデル。他ブランドと比べるとスケールの可変具合が極端ではないので、通常スケールの4弦からも自然に移行することが出来ました。また、SRシリーズの5弦ということで、ネックも比較的スリム。特殊な仕様の5弦ながら、4弦ベースや他の5弦から持ち替えやすいところは何より嬉しいポイントかと思います。購入からまだ日は浅いですが、今ではすっかりメインベースとして溺愛しています。…もちろん、サンダーバードもヘソ曲げない様に触ってますよ(笑)贔屓目もあるかも知れませんが、ユーザーとしてもオススメの1本です。是非、手にとってみて下さい。

Ibanez
Bass Workshop Prestige SRMS5-WK [SPOT MODEL]
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/ba/ba01/ba010123/ba010123183/701987