WSRより”もっと”愛を込めて #51「配線してみよう⑦」

3月に入って冬の冷え込みが少し収まってきて、
ゆっくりですが「春」を感じさせる陽気になってきましたね。

これから、やっと乾燥の時期が終わって楽器のコンディションも大きく変わっていきますので、
皆さんも愛器の調整を行っていただければ・・・と思います。

さて、今回は「配線してみよう」の続きになります。

昨年末までのコラムでハンダ付けの基本的なテクニックを書いてきましたので、
今回からは実際の配線を・・・といいたいところなのですが、

作業に入る前にどんな場合でも、考えなくてはいけない事が2つあります。

まず、一つはレイアウトですね。

コントロールキャビティーを絵を描くキャンパスだと考えると、
キャンパスの中に機能的かつシンプルで、ある程度のゆとりを持たせて、
線を描いていくにはどうしたらよいか・・・というのをまず考える必要があるんですね・・・。

通常、私は頭の中である程度のイメージを作ってから作業に入りますが、
それが、難しい場合は紙に実体配線図を描いてみると分かりやすいと思いますよ。

また、配線だけでなくパーツの向きや角度がどの方向を向いていた方が機能的で美しく見えるのか?
というのも予め考えておくと良いですね。

レイアウトを考えたら、もう一つ考えなくてはいけないのは手順ですね。

この順番を間違えると、せっかく考えたレイアウトも実現不可能・・・なんて事にもなりかねません(笑)。

セオリーとしては(私が勝手に考えた)

①キャビティーの下から上へ・奥から手前へ
②交換する可能性がないものから始めて、交換する可能性があるものは後に

という順序で行います。

このやり方で行くと、不用意に配線材を半田ごてで溶かしてしまったり、
他の配線材が邪魔で新たな配線材がハンダ付けしにくいということもないのではないでしょうか?

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こちらはFender STのピックガードを裏から見たところですが、
ココにどういう向きでパーツを配置して、どのように配線をレイアウトし、
どういう順番で配線していくのかを想像してみてくださいね・・・。

来月からいよいよ実際の配線です!!!