PUカバー交換
2014年4月17日 |
Repair |
同じ楽器が別のお客様から、しかも同じリペア内容が・・・
なんて事もあるんです。
今回はPUカバー外し、取り付けという作業がパタパタ続きました。
リペアあるあるみたいなものですね。
写真はハムバッカータイプのカバー交換に使用している道具です。
PUの裏側を見た事がある方はわかると思いますが、
カバーと本体のベースプレートをハンダ付けしてあり、
まずはハンダを除去し、新しいカバーに取替え同じくハンダで固定する。
随分簡単に書いてしまいましたが、作業内容はこんな感じです。
ただしこのままですと、金属のカバーは共振しやすく、
場合にもよりますがキーキーとハウリングを起こしてしまいとても使用に絶えられなくなる事も・・・
そこで共振を抑えるためにロウを流し込んで、
PU本体とカバーとの隙間を埋めて共振しないように固めてあげます。
カバーにロウを流し込み上から本体を押入れ、挟み込むようにクランプで固定してロウが固まれば完了です。
実際にはクランプで固定した直後にハンダ付けも行っています。
ロウ付けを嫌う方もいるかも知れませんが、
やはり使用時のハウリングトラブルなどは無いに越した事はないと思いますので・・・
出来るだけそういったストレスはない方がプレイにも集中できるかと思います。
西山