WSRより”もっと”愛を込めて #59「掘るという作業⑤」

今回はトリマーをつかったPGの作成についてのお話です。
WSRにおいて、「トリマー」はザグリを入れるというよりは、
ピックガード(以下PG)の作成がメインで使われている電動工具なんですよね・・・。

では、どのようにして元と同じ形のピックガードを作っていくのかを
順を追って説明していきますね。
ミントグリーンの元PGをべっ甲4Pの材で新しく作り直します。

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新しく作成するPGは元々こんな感じの平板なんですよね。
べっ甲柄の上には保護シートがかかっています。

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ここから、PGの形にしていくために
元のPGを重ねて、大体の形を罫書きます。

罫書く時にはいつも水色とか緑の水性の不透明マジックを使っています。
これだと、どんな色のPGに書いても線が見えやすいですし、
水性なので万が一、元のPGにマジックが付いてしまっても、
簡単に落とすことが出来ます。

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罫書いたものを糸鋸でカットしますが、
あまり慎重にカットしなくても、かなりアバウトな感じでも大丈夫です。

罫書きをPGの表面にした理由は、
電動糸鋸の刃の方向が下向きになっていて、
下方向に動いたときに切れるようになっているからで、
PGの表面を下にして切ると、刃にシートが押し下げられて、
切った付近の保護シートがビロビロになっちゃうんですよね・・・。
最近の保護シートはかなり丈夫で、粘着性も高いので大丈夫かとは思いますが・・・。

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こんな感じでPGっぽくなってきました。

あと、切り落とした端材は後で使いますので、
全部は廃棄せずに少し残しておきます。

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次の工程で使う工具の関係上、
元のPGを裏から両面テープで貼り付けます。

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ここで、やっとトリマーの出番です。
10mmのアクリル板にトリマーをさかさまに固定し、
周りを木の板で覆ってテーブルの様にしてあります。
このテーブルの中央からビットを出して削っていきます。

このPG製作台はもう20年以上前に作ったものですが、
いまだに現役です・・・。

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目地払ビットという、刃の上面のガイド部がベアリングになっている
特殊なビットを使います。

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このガイド部に元のPGをあてて削っていけば、
同じ外周のものが出来上がると言うことですね・・・。

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こんな感じで、綺麗に外周が出来上がりました!!!
1Pのものなどはこれで外周の加工は終了なのですが、
今回はテーパーをつけるので、もう1つ工程があります。

しかし、その工程は来月に・・・。