リプレイスメントパーツのススメ!第34回「Pot Adaptor Ring」

みなさんこんにちは!
今年も一年、改めて宜しくお願い致します。

今回ご紹介させて頂くのは、
Sonicよりラインナップされている、
「Pot Adaptor Ring」というパーツです。

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ポット交換を行う際に、
ピックガードやボディに開いている元々の穴が
新規に取り付けたいポットの軸よりも大きい場合に、
グラつき等が無いように適切な取付を行うためのパーツです。

よって、これ自体がリプレイスメントパーツと言うよりは、
他のパーツを交換する際の補助アイテムですね。

2 CTSインチ規格ポット

3 国産ミリ規格ポット

例えば海外モデルでよく用いられているインチ規格の、
CTS等のポットはシャフト軸の径が約9.3mmな為、
ピックガードやボディへの取り付け用の穴は
多くの物が9.5mm程度で開けられています。
そこにミリ規格のポット等でシャフト軸が
6.7~6.8mmのポット等を取り付ける場合、
2~3mm程度の隙間が開いてしまい、
安定性が良くありません。

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また、ポットは表側から締め込んでいるナットやワッシャーと、
反対側からポット本体側のキクワッシャー等とで、
ピックガードやボディを挟み込んで固定しています。
大きい穴に対し小さい軸径のポットを取り付ける場合、
ポット側は本体やキクワッシャーのサイズが大きい為、
問題無いことが殆どですが、
表側のナット・ワッシャーに関しては接触面積が小さくなってしまい、
こちらの理由でも安定性に支障が出ることがあります。

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今回のPotAdaptorRingは「T」字型の構造したリングで、
元々の穴の大きさから目的の軸径へと変換しつつ、
ワッシャーの役割も果たしてくれます。

8mm             →7mm  ×3個セット (型番:PA-02)
9.5mm(3/8inch)→7mm  ×3個セット  (型番:PA-03)
9.5mm(3/8inch)→8mm   ×3個セット  (型番:PA-04)

上記の3種類の物がラインナップされています。
今回使用しているのは各種類一個ずつ合計3個の、
PA-01というセットになります。

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一段階細くなっている所が元々の穴にはまり、
PotAdaptorRingの内径が取り付ける目的のポットの
シャフト径に対応したものをチョイスする事で、
安定した取り付けが可能になります。

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ポリプロピレン製で程よいグリップ感もある為、
通常のワッシャーでの取り付けの物よりも
緩み辛いとさえ感じるような安心感があります。

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ちなみに、通常のワッシャーは厚みが0.5mm前後の物が多く、
このPotAdaptorRingではT字にツバ出されている部分が
ワッシャー部分にあたるわけですが、

その部分の厚みは今回計った物に関しては、

PA-02 (約0.8mm)
PA-03 (約0.9mm)
PA-04 (約0.95mm)

となっておりました。
通常の物での取付と比べ僅かにワッシャー部分が厚くなる為、
結果として、ナットの上面もその分せり上がります。
微細な違いの為、これが何かしらの障害になる事はまず無いと思いますが、
楽器の構造やポットの仕様・シャフトの長さ、
使用しているノブ等によっては僅かに操作性等が
変化する事はあるかもしれません。

安定性が悪くポットが緩み易くなってしまうと、
ポット背面等からアースを直接配線していない楽器では、
音が出なくなったりノイズが発生してしまう可能性があります。
もちろん完全に緩みきってしまえば配線が切れてしまうといった
トラブルの危険性も高まります。
せっかく目的の機能やトルク感等を得るために交換しても、
それが発端でトラブルが起こってしまっては非常に残念です。
未然に防ぐ為にも、可能な対策はしておいた方が良いでしょう。
ポット交換の際には検討してみては如何でしょうか。

大久保