WSRより”もっと”愛を込めて #65「フレットレス加工②」

皆さんこんにちは!
さて、今回はフレットレス加工の続きです。

001

接着が完了して、十分な乾燥が行われた付き板は
指板からはみ出た部分をニッパー等でカットします。

後に研磨をしていくので、多少バリが残っていても全く問題ないです。

003

005

指板面からはみ出た付き板はかんなを使って削り落としていきます。
当然、逆目を防ぐ為に裏金をしっかりと調整しておくと、
不慮のトラブルが防げます・・・。

最終的には研磨してしまうので、
かんなでギリギリまで付き板を削る必要はありません
逆に付き板ごと指板をかんなで削ってしまうことの方が問題ですね・・・。

006

ニッパーでカットしただけの指板サイドを目立てやすりで
滑らかにしていきます。
付き板に対しては木口を削ることになるので、
割れ・欠けに注意しながら慎重に削って行きます。

007

指板をすり合わせ板で研磨していきます。
この作業で指板面は仕上げになるので、
ネックのストレート・指板Rを整えながら、
ペーバーの番手を#150・#320・#600と徐々に細かくしていきます。

009

指板を研磨しただけの状態だと、
指板サイドがこんな感じで角ばっているので・・・

010

手になじむように、研磨してRを付けていきます。

012

こちらの方も徐々に番手を上げていくと同時に
目立てやすりで研磨した付き板の木口を完全に仕上げていきます。

015

こんな感じで指板の加工自体は完了です。

016

忘れてはならないのが、ナットの加工です。
元々、フレットが付いていた高さに合わせて溝切りがされているので、
このままでは高すぎます・・・。

018

よって、こんな風にギリギリまで落として、
ナットの上面もキレイに整えてあげるのが良いですね。

022

指板面は研磨時の木屑の除去や保湿の目的で
オイルを含ませたウエスで拭いてあげます。

ちなみに11フレット以降が拭いてあります・・・。

指板の木目の風合いとつや感が全く違うのがよく分かると思います。

021

WSRではフレットレス加工の物に限り、
SMITHのCLASSIC WAX POLISHを使っています。

このOILは水分が少ないペースト状になっていて、
塗布すると木目を引き立たせて、適度なつや感を出してくれます。

逆に通常のレモンオイルを使うと水分が多すぎて、
指板材と付き板の膨張率の違いによって、
せっかく研磨した指板面から微妙に付き板が
盛り上がってしまうことがあるので、注意が必要です。

025

最後に弦を張って調整をして完了となります。

・・・というフレットレス加工の作業工程でしたが、
いかがだったでしょうか?

では、また来月。

額田