リプレイスメントパーツのススメ!第46回「Hipshot Bass Xtender Key」

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みなさんこんにちは。
今回ご紹介させて頂くのは、
Hipshotよりラインナップされている、
「BASS XTENDER KEY」というベース用の
ペグ部分のリプレイスメントパーツになります。

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UltraLiteTuner

Hipshotといえばこの「BASS XTENDER KEY」と、
軽量ペグの代名詞である「UltraLite Tuner」が有名で、
どちらかは耳にしたり楽器に取り付いたりしているのを
見た事がある方が多いのではないでしょうか。

「BASS XTENDER KEY」はワンタッチで取り付けた弦の
チューニングを可変させる事が可能なペグであり、
ドロップDチューニング等を目的に、
最低音弦側の4弦や5弦に用いられる事が多いです。

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Ultra LiteTuner Ver

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交換前

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交換後

取り付けビス位置やペグポスト径等、
様々なブランド・モデルと互換性を持たせた
多様なラインナップが展開されており、
無加工や少ない加工での取付けと、
表側から見た際の外観の変化も最小で交換が
可能となっているのが嬉しいところです。
さらに、ギター用のラインナップもあります。

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機構として共通しているのは、
ヘッドにビス止めされるプレート上(プレートA)に、
ペグ本体が固定されたもう1枚のプレート(プレートB)が
風車の様に空転する形で取り付けられています。
さらに、その空転を抑制・制御するレバーと、
後述のチューニングの可変具合を調整する為のネジ類が
取り付けられています。

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使用までの流れ・実際の動作としては、
まず弦を張っていくと前述の様にペグ本体は
空転する構造となっている為、
弦を巻き上げるに従ってヘッド裏から見ると
半時計周りにペグ本体へ力が加わっていき、
最終的にはレバー先端部分とプレートBとの
接触部で支えられる形で固定されます。
通常のチューニングのみで使用する場合には、
この状態で希望の音程まで弦を巻いていくだけです。

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次に、ダウンチューニング時の設定・動作は、
現在ペグ本体はレバー先端部分とプレートB接触部で
弦の張力を支えています。
その状態からレバーを動かし先端部をずらす事で、
支えが外れてペグ本体がヘッド裏から見て更に半時計周りに動き、
ペグポスト部もペグを緩めた時と同じ動きとなり
チューニングが下がります。

その際、今度はプレートBに取り付けられたネジの先端と、
レバー根元のナット部分との接触部でペグ本体を支えます。
つまり、このプレートBから出すビスの長さを調整する事で、
どれぐらいチューニングを緩めるのかを設定出来ます。
飛び出たビスの長さを短くする程大きくペグが可変・緩む事になり、
チューニングも大きく下がる事になります。

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元のペグの位置=元のチューニングに戻すには、
レバーを元の位置に戻すだけです。
元の位置に戻るようにレバー根元と接触する部分にも
プレートからガイドが飛び出ている為、
特に何も気にせずに引っかかりを感じる部分まで
レバーをひねるだけでOKです。
よって調弦・調整の流れは

① レバー先端部とプレートBを接触させた状態で
通常使用するチューニングまで弦を張る

② レバーを動かしてチューニングの下がり具合を確認する

③ 希望のダウンチューニングよりも
・音程が高い場合は調整ネジを緩める(ネジの飛び出る長さを短くする)
・音程が低い場合は調整ネジを締める(ネジの飛び出る長さを長くする)

④ レバーを戻し①を行う

⑤ ②~④を希望のチューニングの動きになるまで繰り返す

といった流れになります。

これでワンタッチで希望のチューニングへの変更が可能になります。
ナット溝やブリッジ周りといった部分の調整を
しっかりと行っておく事で更に優れた精度で可変出来ますので、
事前にそういった根本的調整は済ませておくか、
実際に「BASS XTENDER KEY」を使いながら
必要個所を調整・修正していくと良いでしょう。
また、構造的に調整後にネジ位置等が動いてしまったり
環境・弦の状態の変化により若干のズレなどは生じる事がある為、
ライブの曲間で使用する場合でも余裕があれば
チューナーを見ながらペグツマミによる通常のチューニング方法で
微修正するとより良い結果が得られるでしょう。

大久保