リプレイスメントパーツのススメ!第47回「Mastery String Tree」

①

みなさんこんにちは。
今回ご紹介させて頂くのは、
以前のコラムでもご紹介させて頂いた
「MASTERY BRIDGE」と同ブランドから
最近ラインナップされた
「Mastery String Tree」というストリングガイドです。

②

ストリングガイドについてのコラム
以前も取り上げていますので、
そちらと合わせてご覧頂き
参考にして頂ければ幸いです。

③

④

先のコラムでも触れているように、
ストリングガイド部での摩擦という物は
弦の振幅やチューニングの安定性に
多大な影響を与えています。
今回の「Mastery String Tree」では、
非常に高精度な作りのパーツである事と、
独自の形状・構造やMasteryシリーズの特徴でもある
硬質クロムメッキ処理等により、
低摩擦によるチューニングの
安定性を得られるパーツと仕上がっています。

⑤

元々ストリングガイド無し=ガイドによる摩擦0の、
その他部分が適正な調整が施された状態の
ギターに取り付けてみましたが、
「Mastery String Tree」を取り付けた事による
アーミング時等のチューニングの安定性への影響は
高精度チューナーで確認してみても
今回の取り付けでは見受けられませんでした。

ナットからペグへの「縦方向」への
滑り自体が非常に滑らかであるのはもちろんの事、
MasteryStringTreeの溝の中央部にかけての角度が
ほかのガイドと比べやや鋭角的な為か、
非常に深くアーミングを掛けて弦をだるだるの状態に
してからも正確に元の中央位置へと戻る
「横方向」にも非常にスムーズな動きだと感じました。
以前紹介させて頂いたナットソース(リンク)等を
併用する事でさらに効果が高められそうですね。

音色への影響についてはブリッジと比べれば
もちろん大きいものではありませんが、
「Mastery」らしい音像のタイト感や
ジャキっとした高域の透明感や気持ち良さが
今回の取り付けでは若干付加されました。
サウンドへのアプローチとして
交換してみるのも面白いと思います。

③

取り付けに関してですが、
基本的には付属のスペーサーを
使用することが前提となっています。
スペーサーを外した場合、
弦からの角度が急になり摩擦が強くなる事で、
安定性の低下につながります。

それを理解した上でナット部へのテンション等を
強くしたい場合は選択肢に入れても良いかもしれませんが、
付属のビスがヘッド木部に入る長さは
スペーサーをした場合が約11mm、
スペーサーをしない場合が約15mmとなっており、
塗装圧やモデルにもよりますが一般的な仕様の
Fenderタイプネック・ヘッドであれば
15mmの場合は貫通の可能性大であり、
ビスの加工や変更の必要がある事は注意しましょう。

また、元々のガイドの有無・ビスのサイズに関わらず、
破損を防ぐ為はもちろんの事「Mastery String Tree」の
ポテンシャルをしっかりと引き出す意味でも、
個体に応じて下穴への適正な処理を行ってから取付を行いましょう。

商品ページ

この「Mastery」シリーズでは前コラムのJM/JG用の
ブリッジや今回のストリングガイドの他にも、
テレキャス用やリッケンタイプ用、
ダイナミックバイブローラ部分のリプレイスメント等があり、
全てを試したことはありませんが
いずれも高精度かつ「Mastery」らしいサウンドが
得られるパーツがラインナップされています。
機会を見て順次紹介して行きたいと思っていますので、
引き続き宜しくお願い致します。

大久保