WSRより”もっと”愛を込めて #81「測る②」

さて、今回も「測る」の続きです。

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②直尺各種

前回は15cmの直尺を紹介しましたが、
もっと長い直尺も作業の中では多く使っています。

WSRで使っているのは30cm、60cm、100cmの物ですが、
どれもシンワ製のものですね。

前回の「13005」がそのまま長く、厚みが増したという
イメージでしょうか?
ちなみに30cmのものは1mm、60cmのものは1.2mm、100cmのものは1.5mm
の厚みとなっていて、幅はそれぞれ25mm、30mm、35mmとなっています。
これらはJIS規格で決まっているものみたいですね。

60cmと100cmのものは楽器のスケール(弦長)を測り、
センター出しをしたネックに対して、ブリッジまでの距離や
ある程度のセンター出しをするのに使います。

30cmのものはベースのフレットレス加工の際の付き板のカットがメインで、
あとは事務用といったところでしょうか?

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③ Precision Straightedge

1フレットから最終フレット方向への
指板面の直線やフレットトップの頭出しを
調べるためのツールです。

スケールは基本的に対象物の長さを測る為のものなので、
目盛り面の両端は完全な直線とは限りませんし、
長くなれば長くなるほど、厚みは増しますが、

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「たわみ」が生じてしまします。
ギター・ベースには多かれ少なかれRが付いているので、
微妙な方向のずれとタワミで、正確なストレートが
測りづらいことが多いんですよね・・・。

この Precision Straightedgeは約2.5mmの厚みがあり、
たわんでしまう事がないのと、それなりな質量があるので、
非常に扱いやすいですね。

また、エッジの精度が非常に高いので、
前出のネックのセンターからのブリッジの位置出しをするのにも
大変重宝しています。

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④Radius Gauge

指板のRadius=Rを調べる為のツールです。

フレットの打ち込みを手打ちではなく、
冶具を使ったプレスの場合には冶具自体に
特定のRが付いているため、必要不可欠となります。
指板のすり合わせの際にこのツールで確認しながらの
研磨の作業が進められていきます。

Radius Gaugeを使って、色々な楽器のRを調べてみると、
意外と面白いことが分かるんですよね。

カタログスペック言われているものとは全く違っていたり、
同じモデルでも個体差が激しかったり、
意外にもコンパウンドラディアスになっていたりと・・・。

・・・今月はここまでで、来月に続きます!

額田