WSRより”もっと”愛を込めて #94「フレットのすり合わせ」

みなさんこんにちは。

さて、今回から数回に分けてフレットのすり合わせについて
書いていきたいと思います。

フレットのすり合わせはWSRでお預かりする楽器の中でも、
かなり件数の多い修理になるのですが、
詳しいお話は過去のコラムでは書いたことが無いんですよね・・・。

先ずはいつも通り、使用する工具の紹介から。
細かなものまで入れると結構多いです・・・。

①すりあわせ板その1

こちらは毎度お馴染みStew-MacのFret/Fingerboard Leveler
という商品を使っています。
正確にストレートが出された面にのりつきのペーパーを
貼り付けて使います。
ペーパーの番手を変えてあげることによって、
削るフレットの量をコントロール出来るのが利点でしょうか。

元々は砥石としてダイヤモンドがまぶしてあるタイプのを使っていたのですが、
長年の使用でダイヤモンドが剥がれ落ちてきてしまったのと、
もう同じ物が売っていないので、ほとんどLevelerで擦る必要の無い
リフレットの時のすり合わせにしか使っていません・・・。

②すりあわせ板その2

Levelerでフレットの頂点の高さをを合わせた後の研磨傷を消すために使います。
木製とステンレス製のベースに5mmのアクリル板を貼り付けてあります。
これに#600~#1200の耐水ペーパーを貼り付けて空砥ぎをします。

木製の物はもう25年選手ですね・・・。
最初はアクリルではなく、ガラスが貼り付けてありました・・・。

③Precision Straightedge

こちらもStew-Macの製品です。今までに何度も登場してますよね。
ネックのストレートを調べるための道具です。

一般的なスケールと違うのは目盛りがない事と、
それなりな厚みがあって、殆どしなりがないことでしょうか。

④マスキングテープ

フレットの削りカスやペーパーの研磨、バフでの研磨から
指板を保護するためにのものです。

WSRでは3Mの243Jというものを使っています。
基本的にはどんなものでも良いと思うのですが、
テープの幅が6、9、10、12、15、18、20、24、30・・・と
もちろん、全種類は使っていないですが
かなりのバリエーションがあるので、非常に使い勝手がよいですね。

続きはまた来月・・・。

額田