Gibson LP Customのリフレット

さて、お約束どおり本日から毎週木曜日に
日々の修理やパーツの色々など、
思ったことを更新していきますので、
よろしくおねがいします。

今回は90’sのGibson LP Customのリフレットです。

この年代のLPモデルは細くて高いフレットが使われていて、
フレットの頂点を真っ平に切り落とすような
すり合わせが行われているんですよね・・・。

それでもフレットの高さを測ると・・・1.33mm!!!
一般的にジャンボフレットといわれるものは1.4mm程なので、
結構な高さの物がついているというのがお分かりいただけますよね?

この年代の最大の特徴?としては、やはりこの接着剤でしょうか?
白いエポキシ状の接着剤は実に厄介です・・・。
フレットを打ち込んでいるというよりは
接着しているという表現が適切なのかもしれませんね。

そして、セルバインディングはフレットを打ち込んだ後、
指板サイドと面が揃うように加工されるため、
経年変化で指板材が縮むと縮まないフレットがバリとなって飛び出し、
セルを割ってしまうんですよね。

それでもセルが各フレットごとに剥がれないのは
写真の様にT字状になって、接着面積とセル自体の強度を
保っているからなんですよ。

今回のリフレットではJescar#57110という高さ1.15mm×幅2.79mmの
ジャンボフレットを使用しました。

フレットのエッジはサイド面を少し残した
控えめなボールエッジになっています(笑)。
元のフレットと比べるとフレットの頂点が
綺麗なラウンドになっているのがお分かりいただけると思います。

あとはセルのクリーニングと指板面の保湿を行って、
ナット交換~調整に進みます。
額田