フィンガーレスト

Fenderのジャズベースやプレシジョンベースの
1弦側にある黒い棒のような物をどう使うかご存知でしょうか?


これは「フィンガーレスト」です。

近年では親指をピックアップの上に置いてその他の指で弦を弾く弾き方が主流ですが、
この1弦側にあるレストでは親指で弦を弾きその他の指をレストで固定するといった弾き方をします。
「親指で弾く」で思い浮かぶのはロータリー奏法で、似た動きになりますね。


1951年に発売された「Original 50’s Precision Bass」(通称OPB)に
既に取り付けられており、1960年発売のジャズベースにも取り付けられております。
1974年頃のベースではレストの位置が4弦側に移ったベースを見かけますが、
Fenderのカタログを見てみると1975年では1弦側にレストがあり、
1977年になるとカタログ上でもレストが4弦側に移動しています。

Fenderでは1956~57年頃にレストの素材が木製からプラスチック製になり
恐らく同じタイミングでネジが1本から2本で止めるのが主流になっているようです。

1弦側にレストがある事によってスラップ奏法をする際に指にレストが当たってしまうため
外してしまう方が多いとは思いますが、
近年では木材で好きな大きさに切り好きな場所でネジ止めして、親指を置くのも
カスタマイズの一つで、圧倒的にベースが弾きやすくなると思います。

山岡

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WSR(リペア&カスタム工房)

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