リプレイスメントパーツのススメ! 第2回 「ロックピン②」

みなさんこんにちは
めっきり寒くなって参りましたが風邪などひいていませんか?
幸い私の体調はすこぶる良好ですが、体調管理は社会人の基本と常に肝に銘じております。

さて、今回ご紹介するパーツは前回に引き続き「ロックピン」
その中でも
Jim Dunlopに絞ってお届けしようと思います。

では早速行ってみましょう!

Dunlop1_2

【機構】
ストラップ側の金具(本体)の側面についている4つの球が
ボディ側の金具(ピン)の内側に切られている溝にはまることによりロックされます。(写真2)

Dunlop10_1

Schallerが横方向にスライドさせて着脱したのに対し
Dunlopはピンと本体を垂直方向に抜き差しする構造となっています。

この構造がDunlopロックピンの大きな特徴で、
このスタイルは次回ご紹介予定のMarvelやGotohにも採用されています。

Dunlopロックピンは、本体とピンの加工精度が高いので、
ピンに本体を挿した際、
ロックピン自体のがたつきが少ないという特徴があります。

【着脱方法】
本体の外側についている球は上面のボタンを押すことによりロックが解除されるので
押した状態で本体をピンから抜き差しします。

【ストラップの取り付け方法】
本体に山型ワッシャー、ストラップ、平ワッシャーの順に通し、C環を横から入れて固定します。(写真3)
しっかりセットされると写真3_2の様になります。
Dunlop2 Dunlop14_1

Dunlopロックピンの場合、ストラップ側の金具でストラップ自体を固定しないことが特徴です。

山型ワッシャーと平ワッシャーの距離は4mmですので
ストラップの厚みがそれ以下の場合、本体上でストラップが動きます。
動くことによってストラップが抜けたりすることはありませんが、
安定感が若干損なわれるかもしれません。
しかし、逆に言えば楽器を動かしやすくなりますので、
激しく楽器を動かす方にとってはむしろ好都合かもしれませんね。

また、あまりにも厚い場合取り付けが困難な場合があります。
ストラップの素材や質にもよりますが
皮の場合5mm厚ぐらいまでが許容範囲かと思われます。

【ポイント】
本体のストラップが入る部分の径はφ9.5であることから
ストラップの穴はφ9~10であることが望ましいと思います。
(通常ストラップの穴はφ8で開けられていることが多いです)
Schaller同様
厚手のストラップの場合、ストラップ自体の穴を拡げる加工が必要になることがあり、注意が必要です。
薄手のものの場合は穴の広さはあまり気にせずにつけても問題ない場合が多いですね。

取り付け方法の欄でもご紹介しましたが、DunlopロックピンはC環を使いストラップが本体から外れないようにします。
このC環を使う方法はDunlop独自の方法なのですが、このC環は1度はめるとまず外れることは無いので、
ナットを締めてストラップを固定するタイプに比べ、
ストラップが本体から外れてしまう危険は少ないかもしれませんね。
ナットを使うタイプですと、気づいたらナットが緩んでいてストラップが外れかけてた!
と言うことを耳にすることもありますからね。

またこのDunlopロックピンですがピンの形がいくつか選べるのが特徴です。
Dual Design(写真4)とTraditional(写真5)は通常のストラップピンとしても使用可能です。
Dunlop4 Dunlop3
通常のストラップピンの一番大きい部分の直径がφ13に対して
Dual Designがφ15.5、Traditionalがφ16.3であることから、通常のものより抜けにくいかもしれませんね。(写真6)

Dunlop9

ご自身でDunlopロックピンに交換する際、注意していただきたい点は
付属しているビスが通常のものに比べ大分
太く、長いことです。
そのまま取り付けてしまうと、途中で止まってしまう場合が多く、
無理に入れようとするとネジ山が潰れて、ビスを回すことが出来なくなったり、ビスが折れてしまう場合もあります。
そうならないために、前回のSchallerの回でもご紹介した方法で元々開いている穴の深さを測ってみてください。
また、穴を拡げる必要もありますので
φ3のドリル刃で2.3cm以上の深さの穴を開けてください。
Gibsonのギターをお使いの方は、さらに注意が必要です。
Gibsonのギターの場合、エンドの方のビスが太いものが使われています。
(最近のヒストリックコレクションはネック側、エンド側共に太いものが使われています)
そのため、一度丸棒と接着剤で穴を埋めてから開け直す必要があります。

ご参考までにこのDunlopロックピン、ボディからストラップまでの距離は
Dual Design、Traditional共に1.4cmでした。(写真7)

Dunlop6

しかしこのDunlopロックピン、実はボディからストラップまで距離が出てしまうのが気になる方用に
埋め込みタイプ(Flush Mount)と言うものが存在します!
これはピンをボディに埋め込んでしまい、ストラップを限りなくボディに近づけるというものです。
このタイプですと、ボディからストラップまでの距離は3mmとなりますので
通常のストラップピンとほぼ変わらないバランスで使うことができますね。(写真8)

Dunlop7_1

しかし、取り付けるにはボディに加工が必要だったり、
構造上つけられない楽器もございますので、ご希望の際はぜひご相談ください!

このDunlopロックピン、カラーバリエーションはDual Design、Traditional、Flush Mount共に

Dunlop13_2 Dunlop11 Dunlop12
ニッケル(¥2,625)ゴールド(¥3,150)ブラック(¥3,150)の3種類となっております。

さて次回は最終回(の予定!?)MarvelとGotohをご紹介したいと思います!
お楽しみに!

ではまた・・・