リプレイスメントパーツのススメ!第6回「Swing Chip」

3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震により、
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い日常への復帰を社員従業員一同願っております。

たくさんの方々からご連絡いただき、ご心配お掛けしておりますが、
今回の地震において、WSRは人的、物的ともに被害はございませんでした。
今後とも池部楽器店ならびにWSRを宜しくお願い申し上げます。

さて、今回のリプレイスメントパーツのススメ!ですが
ちょっと趣向を変えてお送りすることにしました!
正確にはリプレイスメントではございませんが、
ちょっと面白いパーツがあったのでご紹介させていただきます。

さて、今回ご紹介するパーツはこちら!!
Swingchip1
B.Airさんから出ている「Swing Chip」
このボタンみたいなちっちゃいパーツはどう使うんだ?
と思った方も多いと思います。

これはクライオ処理(※1)された無垢材を直径9mm、厚さ3mm(※2)に削り出したものです。

B.AirさんのHPを覗いて見ると
「Swing Chip」を各楽器の定められた音響ポイントに貼り付けると、
「Swing Chip」が不規則に振動することで、共鳴部の共振点が連続的に変化し、
共鳴部 で不要な共振が減少します。
共鳴部でのエネルギーロスが低減されると、音源のエネルギーはより効率的に音に変換され、
楽器の音が大きくパワフルになります。
また、共鳴部で生じていた 不要な非協和音成分が取り除かれることで、
音質の透明感や方向性が大きく改善されます。
と書いてありました。

百聞は一見にしかず、
実際試してみたいと思い、大慌てで自分の楽器を持ってきました(笑)

今回試した場所はブリッジ上面、ボディトップ、ヘッド裏の3箇所です。
それぞれのインプレッションをご紹介させていただきます。

ブリッジ上面
Swingchip3
まず感じたことは、デッドポイントの音が向上したことです。
元々そこまで気になる程ひどくはなかったのですが、より実音のサスティーンがよくなり
音の減衰が緩やかになった印象です。
また、実音が非常に前に出てきて音が太くなりました。
音色もディープになり、「ブリブリ」する感じですね。
結果的に音量が大きくなった気がしました。

ボディトップ
Swingchip4
つけない時との変化量で言うと一番少なかったボディトップですが、
バランスで言うと一番良かったと感じたのがここでした。
ディープになりすぎず、1音1音がタイトに、そしてアタッキーに出てきてくれる印象でした。
また、ゴーストノートやハンマリング、プリングの反応も良く
スラップ時の「とっちらけた感」もうまくまとめてくれる感じでした。
ブリッジ上面同様、デッドポイントの解消にも一役買ってくれてる感じでした。

ヘッド裏
Swingchip2
倍音が少し削られ、少々まとまりすぎた感はありましたが、結果的に実音が前に出てきた印象ですね。
スラップ時、サムピングの押し出し感は若干薄れてしまいましたが、
プル音は暴れすぎず、しまった感じが良かったです。
若干、音がまとまりすぎた分、他の部分に貼った時に比べ、
音がやや細くなった様には感じましたが、
その分コードを弾いた時の分離感は他のどこよりも良く、
普段音が暴れがちなコード弾きやタッピングは非常に気持ち良かったですね。

今回は、私がベーシストということもあり、ベースでの検証でしたが
もちろんギターにも使用できますし、シールドケーブルのプラグ部につけても効果が得られる様です。
モニタースピーカーで試しても面白いかもしれませんね。

ちなみに、たまたま偶然ですが
弊社のサックス専門店のブログでもSwing Chipをご紹介させていただいております。
サックスプレーヤーからの見地ですが、もしよろしければご覧になってください。
http://shop.plaza.rakuten.co.jp/windbros/diary/detail/201103070000/

今回試してみて分かったことは、貼る場所によりそれぞれ特徴があること。
そして、貼る場所に正解は無い!ということですね。
人それぞれ音の好みもあれば、プレイスタイルや演奏する音楽も違うと思います。
それに合わせて最適な場所に貼れれば面白いですよね。
どこに貼ったらどう変わる、そんな音探しの旅もなかなか面白いな
そう感じた今回の検証でした。

ちなみに、今回はKen Smith BSR5JJのボルトオンモデルを使いましたが
楽器によりそれぞれ特徴があると思いますので
あくまで今回のインプレッションはご参考としてお考え頂ければと思います。

ではまた来月!

B.Air Swing Chipのショッピングページはこちら↓
http://www.ikebe-gakki.com/shopping/goods/goods.php?key=Swing+chip

※1
極低温処理:部材を-196℃まで冷却して原子レベルで物性を整え、電気的・機械的な特性を向上させる技術。
※2
Swing Chipには様々種類がありますが、今回は直径9mm、厚さ3mmの物を使用しました。