リプレイスメントパーツのススメ!第8回「アーミングアジャスター①」

みなさんこんにちは
ここ数日は暖かい日が多く、「いよいよ俺の季節が近づいてきた!」
なんて思っている今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回ご紹介するパーツはこちら!
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ESPさんから出ている「アーミングアジャスター」です。

フロイドローズタイプのトレモロをお使いの方や
シンクロナイズドトレモロをフローティング状態でお使いの方で
こんな経験した事ある方はいらっしゃいませんか?
・弦が切れた際、他の弦までチューニングが狂ってしまう。
・チョーキングすると他の弦の音程が下がってしまう。
・ライブなどでついつい熱くなってアームアップしすぎて弦を切ってしまった。
・弦交換の際、ブリッジとボディの間にクロスを挟まなければいけないし、その後のチューニングがとにかく面倒。
・ダウンチューニングにしたいがスプリングの調整が上手く行かなかった。

フローティングトレモロの宿命だと諦めている方も多いはず!
しかし、このアーミングアジャスターを使う事によってあっという間に上記の問題が解決してしまうのです。

構造は複雑そうに見えますが、ポイントを抑えれば取付方法や使い方は意外と簡単です。

①まずはトレモロスプリングの本数やかかり方を確認します。
この時3本以上かかっている場合は中央のスプリングを外し、
アーミングアジャスターが取り付けられるスペースを作ります。
通常、アーミングアジャスターは下の図の様に取り付けます。
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話が少し逸れてしまいますが、
元々3本掛けでセッティングされているギターに取り付ける場合は
図2の方法で取り付けるのがよいと思います。
確かに、アーミングアジャスター取り付け前のスプリングの本数が
2本であれば図1の方法がいいと思いますが、
大抵の場合、スプリングは3本でセッティングされていますね。
アーミングアジャスターを取り付けるにあたり、
トレモロスプリングのテンションを上げて、
アーミングアジャスターにある程度の力でトレモロブロックを当てておく必要があります。
そうしないと、チョーキング時にブリッジが上がってしまうからです。
図1の取付方法ですと、当然スプリングは2本になってしまいます。
今まで3本で弦とスプリングの張力が均衡を保っていた訳ですから
2本にしてしまうと、その均衡が崩れてしまいます。
そのため、よりスプリングハンガーを締めこまなければいけないわけですが
いっぱいまで締めても、まだ張力が足りない時があるのです。
そういった時は、ストックのものより張力の強いスプリングに換える必要が出てきてしまいます。
写真の様に取り付ければ、スプリングは3本で、なおかつ1本は斜めに掛けられますので、
2本に場合に比べてはるかに張力が稼げるので、こちらの方がお勧めなのです。
また、6弦側の方が当然弦の張力が強いので、それに合わせて6弦側にスプリングを2本掛けるわけです。

さて、話を戻しましょう!
②次にブリッジのフローティング状態を確認します。
この時、チューニングに関係なく、
フロイドタイプの場合ブリッジのベースプレートがボディに平行になるようにします。
シンクロタイプの場合、ボディから2~3mmブリッジの後部が浮いている状態を作ります。
シンクロタイプは必ず2~3mm浮かさなければいけない訳ではなく
アームアップ幅には人それぞれ好みがあると思いますので、普段のセッティングや好みで大丈夫です。
一般的には1~1音半アップで設定する事が多いので、そうすると必然的に2~3mmになる事が多いですね。

③写真の様に取り付ける際、アーミングアジャスターの先端と
トレモロブロックが当たる部分に付属のフェルトを貼り付けます。
トレモロブロックとアーミングアジャスターの先端が直接当たってしまうと
弦振動によりトレモロブロックが微振動してカタカタ鳴ってしまうことがあります。
また、アームを使用すると、元の位置に戻った際、金属同士が当たりカチカチ鳴ってしまいます。
このフェルトは、そういったトラブルを防ぐのです。
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④アーミングアジャスターの位置を決めてネジ止めします。
その際、フローティング調整ネジの後ろに芯棒が1.5mmくらい出てるようにフローティング調整ネジで調整します。
そうする事により、後々ブリッジのフローティング幅を変える際や、微調整する際に余裕ができます。
そして、ビス穴に下穴をφ2のドリルを使い8mmの深さで開けます。
穴が開いたら付属のビスで固定して取り付けは完了です。

肝心の調整方法までご紹介する予定だったのですが
予想外に長くなってしまったため、調整方法は次回ご紹介します!!
お楽しみに。

ではまた来月

※取り付けに際しては、ネジ穴等ボディの加工が必要になりますので
リペアマンへのご依頼をお勧めします。
ご相談お待ちしております!