WSRより”もっと”愛を込めて 第28回「COCOBAT CRUNCH①」

日本のアンダーグラウンドなHR/HMシーンをリードしてきたCOCOBATが今年で遂に結成20周年!!
先日、LIQUID ROOMで行われた20周年記念ライブ「COCOBAT CRUNCH」の会場にお邪魔してきました。

よって、今月と来月は予定を変更して、ライブレポート!と行きたいところですが、
ココは楽器屋であるイケベ楽器の修理部門であるWSRのブログなので、
「ザッカザッカで超ブリブリ」な機材のリアルなレポートをお送りしたいと思います。

今回は20年間バンドを牽引してきたベースのTAKE-SHIT編です。

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こちらは彼のトレードマークともいえるMOONのJB。

スクエアのアッシュボディーにセル巻きサテンフィニッシュの非常に軽いベースです。
激しいステージアクションで、数度ストラップピンのビスが折れています・・・(笑)。

目を引くフロントPU上の四角いザグリはスラップの際にボディーに爪が当たって割れてしまうのを防ぐためのもので、
約10mmほど掘り込まれています。

写真では分かりにくいですが、フロントPUの上には樹脂製の極小なフィンガーレストが取り付けられています。

通常、MOONのベースにはニッケルのナットが取り付けられていますが、こちらは何と「チタンナット」が取り付けられており、
ブリッジにはK.T.SのPR-03WB1が装着されています。
弦の始点と終点をチタンにすることによって、信じられないほどの倍音感・ハーモ二クス感・サステインを得ています。
使用弦はDR Lo-Rider 45-105。

PUはフロント・リアともにKent Armstorong AASB。
フロントPUは長年の使用により、樹脂が弦によって削れてコイルが露出してしまっているため、
黒いガムテープで覆う事で対処している。

コントロールは1V・1Tの至ってシンプルな配線。
2つのPUはパラレルにてVoに配線されています。
出音を聞く限り、TCTなどのアクティブサーキットが入っているのか?と思いますが、
至ってシンプルな完全パッシブコントロールとなっています。

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足元には「SANS AMP BASS DRIBER DI」ではなく「SANS AMP BASS DI」。製品としてはごく初期のモデルで、
ご覧の通り、表面にはコントロールツマミ・SWは一切付いていません・・・。

現行の「BASS DRIVER DI」に取り付けられているコントロールは全てではないですが、
シャーシの中で半固定抵抗にて動かせるようになっており、回路はハンドワイヤリングされています。

この「BASS DI」では何とエフェクト音がXLR OUTからしか出ません・・・。
XLR OUTはそのままPA卓に行き、マイクで拾った音とMIXして外音になりますが、
ベースアンプにつながるフォンジャックの「PARALLEL OUT」は原音という事になります。
よって、演奏している本人は大きめに返してもらっているモニターからしかエフェクト音が聞けないという事になりますね。

音色の方は「BASS DRIVER DI」よりもこの「BASS DI」の方が粒立ちが粗く聞こえますね。
バルトリーニで言えば、古い刻印タイプのTCTと現行のTCTのような・・・。

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長年使用してきて老朽化が激しくなった愛用のSWR SM900が昨年退役したので、
今回の使用アンプはAMPEG SVT CLASSICとSVT 810Eという10インチスピーカー8発という強力な組み合わせ。

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チューナーにはBOSS TU-2を使用している。

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・・・私が初めてTAKE-SHIT氏に会ったのはCOCOBATが「TSUKIOOKAMI」をリリースした’98年頃の事。
ライブでのまさしく、ザッカザッカのギターにブリブリというよりかはバッキンバッキンのスラップベースを
ミックスした楽曲・ステージングにかなりの衝撃を受けたのを今でも良く覚えています。

あれから、十数年・・・。
7枚のアルバムと数え切れないほどのライブ。

その活動期間の半分以上の長きに渡って楽器・機材のサポートをさせていただいてきた事を光栄に思います。

次回はGuitarの「SEIKI編」です。お楽しみに!!