WSRより”もっと”愛を込めて 第29回「COCOBAT CRUNCH②」

日本のアンダーグラウンドなHR/HMシーンをリードしてきたCOCOBATが今年で遂に結成20周年!!
という事で、前回はTAKE-SHIT編をお送りしましたが、

今回は2002年から現在までギターを担当しているSEIKI編です。

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メインギターはBlue Matteoのフィニッシュが美しいP.R.S Custom 22。
Customというと「24」を手にするプレイヤーが多いが、SEIKIの場合はあえて「22」。
「24」と「22」を引き比べると、音の立ち上がり・分離感が「22」の方が圧倒的に優れているからとの事で、
複雑なコードを多用し、高速リフを展開する彼ならではの選択といえる。

木部に加工を施すような大きな改造点はないが、現在は細部にいくつかの変更点がある。

・フロントエスカッションを1.5mmのメタルエスカッションに交換

SEIKIの特異なピッキングスタイル・・・ピックを深く差し込んで、払う(ダウン)。深く差し込んで、弾き上げる(アップ)
という奏法において、弦とボディートップの間隔はかなり重要な要素であり、フロントPUの高さを上げてしまうと、
ピックが当たってしまう・・・。ストックのエスカッション(約5mm)で、PUをギリギリまで下げてもまだ当たる・・・。
過去、フロントPUをエスカッションごと外して使用していた時期もあるが、PUの質量のためか磁界の影響か、
リアPUのサウンドも変わってしまうという事で、
1.5mmのエスカッションを使ってボディートップとほぼ同一の高さまでPUを下げています。

・コントロール

ライブ中にPUを選択するのに使いにくい。使用する音が限られているという事で、ミニトグルに変更している。
ポジションは1-リアハムバッカー 2-フロント・リアのタップ(内側)のパラレルMIX 3-フロントハムバッカー

PUはDuncan CustomやJB等に交換した時期もあるが、現在はオリジナルであるDragon II treble&Bassとなっている。

Toneは普段使わないので、ノブを外してある。

・フレット及びナット

ひたすら音数が多く、ポジション移動が多い為(笑)か、フレット・ナットの磨耗はかなり早い方だと思われます。
フレットは数回打ち変えが施されていますが、現在はストックのものと形状が類似しているDiMarzio 1600Uを使用。
ナットはストックのものよりも倍音感が豊かな牛骨OILナットを使用している。

・セットアップに関して

COCOBATの楽曲はレギュラーチューニングとDrop Dのものがあり、ライブであっても基本的に楽器の入れ替えはない。
よって、トレモロはベタづけで、スプリングは5本掛け。

Custom 22にはPhase II Low Mass Locking Tunerというロックペグが搭載されています。
ロックペグが付いている楽器でも通常のペグと同じようにポストに弦を巻く事によって、
テンション感やサウンドに大きな変化をもたらす事は一般に知られていますが、
SEIKIはこの事に試行錯誤の上に相当なこだわりがあるようで、各弦ともにかなり巻きが違います。

使用弦はD’11-49。

ストラップピンは使用せず、5五円玉をストラップとピンの間に挟み、ねじ込む事で固定している。

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使用アンプはMarshall JCM900と1960Xの組み合わせ。
基本的に歪みはアンプの歪みのみなので、スピーカーケーブル及び電源ケーブルはかなり色々なものを試している。

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足元のエフェクター類は会場やセットリストによって全く違うものとなるが、当日の機材は写真左から

ELECTRO HARMONIX SMALL CLONE クリーン時にうっすら掛かってます。コーラスはかなり沢山所有しているので、
セットリストによって全く異なりますが、最近は登場回数が多い様子?

BOSS TU-12 TAKE-SHIT氏も同じチューナーを使っていましたね・・・。

WSR CUSTOM LOOP BOX ボックス上のSWはアンプのチャンネル切り替え。下のSWはA/BのLOOPの切り替えになっています。
LOOP AにはSMALL CLONEとTU-12。LOOP BにはBOOSTER+DISTORTION。
このSWを同時に踏む事によって、アンプのチャンネルが切り替わると同時にコーラスが掛かるという仕組み。
元々はTURE BYPASSではないエフェクターを使用する為のLOOP+チャンネル切り替えBOXだったが、
後に改造が加えられて現在の仕様になっている。

TC ELECTRONIC BOOSTER+DISTORTION TAKE-SHITのBASS DI同様に極初期のモデルで、現行のモデルと全く異なる出音。 
チューニングをDROP Dに下げた時、リード時に使うなど、使う用途は会場・セットリストによって全く異なります。

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・・・SEIKI氏と初めてあったのは2002年に彼がCOCOBATに加入した直後のことだったかな?
その後、LOUD FESで初めてライブを観て・・・。

まるで、ベースをスラップしているかの様なピッキングと正確無比でメリハリのあるアタック感。
常人には絶対まねの出来ないリフメーカーとして凄い進化と遂げてきたなぁ・・・と。

今後の活動・作品も要チェックですね!!

来月は本編に戻ります!!