WSRより”もっと”愛を込めて 第31回「ポット考察その5」

今年も早いもので、残すところあと2ヶ月となってしまいました・・・。
子供の頃の1年と40歳を過ぎた中年の1年では全くスピードが違って、また一つ歳を重ねるのか・・・。
といった感じのここ数年です(笑)。とほほほほ・・・。

さて、今回のポット考察は「抵抗値」についてです。

一般的なエレキギターの回路には、皆さんご存知の様に25KΩ~1MΩの抵抗値のポットが使われています。
シングルPUには250KΩ、ハムバッカーには500KΩを使う・・・というのが定説?となっているようですが、
実際のところはこれに当てはまらないものも多く存在します。

具体的な例を挙げてみると・・・(ほんの一部ですが・・・。)

50KΩ・・・Fender Jazz Master/Jaguarのプリセット時のトーンに使われていて、この低い抵抗値が10の状態でも
ノーマル時とプリセット時のサウンドの違いに影響を与えています。

300KΩ・・・Historic Collectionを除いた、LP・SG・FV・EX等のレギュラーのラインナップに使用されています。
500KΩの物と比べると、音色的にファットな印象を受けますね。ちなみにトーンには500KΩのものが使われています。

500KΩ・・・SchecterのMonster ToneはシングルコイルのPUですが、これが付いているモデルは端子間に抵抗とCAPを並列で接続して、
独特のシャープでクリーンなサウンドとなっています。

1MΩ・・・Fender Jazz Master/Jaguarのボリュームや’69年以降のFender Telecasterのボリューム・トーン。
ボリュームに0.001mfdのCAPを取り付けることによって、ボリュームを絞った時の音のこもりを防いでいます。

何KΩのポットを使っても、ボリュームやトーンを10にしているのであれば、影響を受けないのでは?と思ってしまいがちですが、
そのポットの持っている抵抗値はフル10の状態でも、並列でアースに落ちるようになっているんですね・・・。

抵抗値が大きくなるとフル10時のアンプからの出音は聴感上、低音の抜けたシャープなサウンドになるという事になりますが、
逆に、ボリュームを絞ったときの音のこもり感は大きくなります。

よって、サウンドを変化させるという意味では、PUの交換というのも一つの手段ですが、
ポットの抵抗値を変えてみるというのも有効な手段の一つだといえますね。

次回も「ポット考察」は続きます!!!