WSRより”もっと”愛を込めて #39「Samurai Attack!」

普段、ライブや映像で見るミュージシャンの楽器は皆さんが想像する以上に痛んでるんですよね・・・。

Body_top

今回、紹介するのは、PUNKバンドSAで活躍するNAOKIさんのギターです。
Laughin’nose・COBRA・DOG FIGHT・SAと20年以上、幾多の
ライブで使い込まれてきた、
NAOKIさんのトレードマークともいえるGibson Firebirdです。

M6l_mini

Firebirdといえば、バンジョーペグでおなじみですが、
なんと、コチラはGIBSONの刻印入りのシャーラーM6L mini LHがマウントされているんですね。

Photo

ペグを外してみても改造痕は一切無いので、オリジナルの仕様だというのが良くわかります。

Head

バンジョーペグでなく、ロトマティックのペグを取り付けるために
ヘッドストックは通常のものより、かなり細めになっています。

ボディーの角の部分も何となく細めのこの仕様は、
80年代前半に極少数、作られていたものらしいです・・・。

Head_2

シリアルがある部分にステッカーが張ってあるので、
年式を特定できないのが残念ですが・・・。

Bodyback

Photo_2

長年のステージでの使用で、ボディーバックは天然ウエストカット状態(笑)になっていて、
通常はあるはずの羽材との段差はなくなっています。

Photo_3

ネックの塗装も剥がれ落ちており、2ピースのマホガニーネックというのが良くわかります。
また、写真では判りませんが、ネック材の木取りが指板材と平行ではなく、
ヘッド面に対して平行だというのも確認できます。
こういう木取りの方がネックは折れにくいですよね・・・。

Photo_4

フレットはオリジナルではないですが、かなり減っています。
フレットの減りに対して、指板面の痛みが少ない事から
NAOKIさんの左手のタッチの柔らかさがうかがえます。

Photo_5

ネックジョイント付近のボディートップ・指板サイドはピックによる弾きキズによって、
かなり木材がえぐれていますね。

基本的に改造の類はなされていないのですが、
長年の使用によって、交換されているパーツ類は若干あります。

Photo_6

フロントPUはオリジナルのままですが、リアPUはSeymour Duncanのものに変更(型番不明)。

ブリッジはアンカーの形状から、ABR-1ではなくNashville TOMが付いていたと思われますが、
ブリッジ本体のみ、GOTOH GE-103Bに交換されています。

Stp_pin

ネック側のストラップピンはヒール部分に追加して取りつけられています。
ボディーサイドに取り付けられたピンはそのまま残っていますが、使用はされていないようです。

Photo_7

コントロールはフロントヴォリュームを除いて、全てのポットを交換。
リアのCAPはALL PARTSから発売されているVitamin Qが取り付けられています。

Photo_8

さて今回、私が行った作業はリフレットです。
DiMarzio 1600Uというミディアムジャンボのフレットを使用し、
ナットはブラスナットから牛骨OILナットに変更させていただき、E/B 10-46でセットアップしました。
これにより、元の状態から比べると音程感と音の立ち上がりがかなり良くなったと思います。

そして、何と今日!!
高円寺HIGHにてSAのライブがあります!!
リフレットしたてのFirebirdの音が聴けます!!
ぜひ、足を運んでみてください!!