リプレイスメントパーツのススメ!第18回「TonePros ロッキングスタッド(FIXERとの比較)」

みなさんこんにちは

Photo_3

今回紹介させて頂くパーツは、ToneProsのロッキングスタッドというパーツです。
前回のススメ!第17回で紹介致しました「FIXERテールピースロックシステム」と同じく、
ストップテールピース(以下STP)のスタッドのリプレイスメントパーツです。
FIXERと近いアプローチのパーツで、比較しつつご説明させて頂く部分もありますので、
もしよろしければ前述のコラムにも目を通して頂けると幸いです。

Photo_4

さて、上記画像がToneProsのロッキングスタッドです。
外観は普通のスタッドと殆ど変わりませんね。
ところが、スタッド上部をひねると…

Photo_5

Photo_6

この様にスタッド上部がネジ構造になっており、スタッド底面とこのスタッド上部で
挟み込みSTPを固定、及びパーツ間の隙間等を減らす事で弦振動のロスを軽減したり、
サスティーンの向上を図るというパーツです。
シンプルな構造故に取り付けも非常に簡単です。

Photo_7
STPが好みの高さになる位置にスタッド底面を調整し…

Photo_8
上からスタッド上部を締め込みます。

STPがロッキングスタッドで挟み込まれ、両パーツ間に隙間が無くしっかりと固定されます。
STPの高さの調整は、スタッド上部は回してもネジ部分だけが締めこまれたり緩んだりするだけで、
スタッド全体が動いてくれる訳ではないので、スタッド底面部を付属の専用レンチで回し調整します。
もちろん、調整の際は一旦スタッド上部のネジは緩めましょう。

Photo_9

今回ロッキングスタッドを取付けたギターは、ススメ!第17回にてFIXERを搭載したものと
同じギターを使用しております。
サウンドの変化としましては、FIXER取付け時と非常に近い変化が得られたように感じました。
生音でも音量感が大きくなった事と音像の明瞭さ、立ち上がりの速さやサスティーン等、
FIXER取付け時に向上したと感じた点は、ロッキングスタッドにおいても大きな効果が感じられました。

2つのパーツの構造上の違いとしては、ロッキングスタッドはSTPとスタッド間のみを固定しているのに対し、
FIXERはSTPとスタッドだけでなく、スタッドとアンカー間でも固定され、
STPユニット全てを接地・固定しているというのが1点目です。
そのためSTPからボディにかけて接地している面積がロッキングスタッドよりも広いからか、
前述のサウンドに対しての変化はFIXERの方がより大きいように感じました。

8
FIXERでの固定状態

もう1点大きな違いとしては、STPの高さの調整面についてです。
FIXERではSTPとスタッドをアンカーごと接地させる構造上、用意された3種類の台座部分の厚み2.5mm・4mm・5,5mmの
中からSTPの高さを決めるになりますが、ロッキングスタッドでは完全に任意にSTPの高さを決める事が出来ます。
STPの高さは全体のテンション感や演奏性に大きく影響しますので、これが細かく調整出来るのは強みですね。

また、高さの調整が任意に出来るので、Badass等のSTPとブリッジが一体型の物にも大きな効果があります。
スタッドとの隙間が大きくブリッジが傾いてしまっている事で、しっかりとしたテンションがサドルに
加わらなかったり弦高が下げきれないという物も、ロッキングスタッドならばしっかりボディと平行に取付けつつ、
弦高もしっかりと調整出来ます。

9
スタッドとの隙間で前のめりに傾いてしまっているブリッジ

如何でしたでしょうか。
両パーツとも近いアプローチのパーツではありますが、異なるメリットがある事が伝われば幸いです。
より大きなサウンドの変化や強固な固定を求める場合はFIXERを、STP部でより細かい調整がしたい場合や、
FIXERでの音色の変化が強すぎるように感じる場合はロッキングスタッドをチョイスする等、
皆様の使用する環境に合わせてお選び頂ければと思います。

ちなみに今更ではありますが、私大久保が担当させて頂いておりますこのコラム
「リプレイスメントパーツのススメ!」は毎月15日の更新となっております。
次回は6月15日の更新予定ですので、またお付き合い頂ければ幸いです。
それでは、また。