リプレイスメントパーツのススメ!第19回「アーチトップマンドリン用PU Fishman M-200」

みなさんこんにちは
最近はすっかり梅雨といった感じで、湿度も高くジメジメしてますね。
ネックの反り等、楽器の状態が変わりやすい季節ですので、
弾き心地に違和感を覚えたりしたら、チェックも兼ねてお気軽にご相談下さい。

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さて、今回紹介させて頂くパーツは
アーチトップマンドリン用PUであるFishmanのM-200です。
こちらはサドルと一体型となっているPUで、
ジャック部分もボディサイドに挟み込むだけの構造のため、
本体側には木工加工等必要無く取付けが可能です。
しかし、サドル溝を切ったりブリッジ底面等のブリッジユニットには加工が必要で、
どういった作業が必要となるのかを解説しつつご紹介したいと思います。

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今回取付けを行うマンドリンです。

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マンドリンのブリッジは大きく分けて2つのパーツで構成されています。
上記画像の上のサドル部分と、その下のサドルを支えるベース部分です。

M-200を取り付けるにあたって、元々取り付いていたベース部分を流用出来る場合、
元々のベースにM-200のPU内蔵サドルを乗せ、サドルに弦溝を切りジャックを取付けて
完成という流れになります。

しかし、アンカーのピッチが違う等の理由でベース部分を流用出来ない場合は、
M-200に付属のベースを使用することになります。
ベースの底面部分は楽器一本一本のアーチに合わせて整形されている為、
M-200付属のベースを使用する場合は搭載する楽器のアーチトップ面に合わせて
底面を削る必要があります。

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M-200付属ベース。
このままだと隙間がある為ブリッジ位置が不安定になってしまいます。

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元々のベース。
こちらも若干隙間がありますね。元々のベースが使用できる場合でも、
こういった状態は修正してから取り付けるのが望ましいです。

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ベース底面の加工が完了したら、元々のサドルの弦間ピッチを参考に弦溝を切っていきます。
深さ等の細かい調整は後ほどを行うので、この時点では仮の弦溝です。
そして弦を張っていき、ジャックの位置を決めます。

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Fishmanの取付け説明書の参考図ですと、上記画像の位置にジャックが取りつけられていますが、
特に決まりがあるわけではありませんので使いやすい位置に付けましょう。
今回の楽器では説明書通り、この位置に取り付けることにします。

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こちらの位置に取り付けている方も多数いらっしゃいます。

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あとは弦を張り、弦高が適正なバランスとなる様に弦溝を仕上げ完了です。
ちなみに、PUからジャックの間の配線が長く遊びが大きかった為、
他の位置にもジャックを取り付けられる範囲で少し短くして配線し直しました。

また、正面から見たときに写りこまない様に配線されているので画像だと写っていませんが、
今回はテールピース部からサウンドホールを通して弦アースを取りました。
取付け説明書でも特に弦アースの取付けについては触れられておりませんし、
ピエゾPU自体比較的ローノイズなPUですので必須ではないですが、
同ブランドのM-100というテールピース部にジャックを取り付けるモデルでは、
弦アースが取れる仕組みになっている様でしたので、同様に加工しました。
これにより、よりローノイズな出音となりました。

ボディに貼り付けるコンタクトピエゾPUと比べ、音の輪郭がハッキリしており
各弦の音量感もバランスのとれている良いPUだと思います。
中々個人で取付けを行うのは難しいPUではありますが、非常に高性能だと思います。

WSRのあるビルの1Fハートマンズギターにて各種マンドリンと共に
こちらのPUの取り扱いが御座いますので、マンドリンをご購入の際は是非ご検討下さい。